1993 Fiscal Year Annual Research Report
南部・中部および北部日本における草地型複合とその生産利用量(UTDN)の比較研究
Project/Area Number |
04660295
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
川鍋 祐夫 麻布大学, 獣医学部, 教授 (30177711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅津 頼三郎 九州大学, 農学部・附属農業高原農業実習場, 助教授 (60168755)
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Keywords | 利用TDN / UTDN / 草地生産利用量 / 草地診断 / 牧養力 |
Research Abstract |
1992年には北海道根釧の,1993年には九州久住山麓の草地に重点をおいて調査を行った。結果の概要は次の通りである。 1)北海道では,気候条件の制約のもと相応のUTDNである。不良草種の侵入が問題。 2)富士山麓では,集約に利用され,UTDNは比較的高い。ふん尿多用に伴い,過度の富栄養化と雑草繁茂が問題。 3)久住山麓では,牧草地はUTDNが低い。草地面積に対して牛の頭数が少なく,乾草調製の低能率が主因。牧草地が野草地に遷移する傾向にあり,草資源が活用されていないことが問題。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 向山,新一 他: "利用TDNによる育成牧場の診断.2.放牧育成牛の芝育と草地生産," 日本草地学会誌. 38. 415-416 (1992)
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[Publications] 川鍋祐夫・他: "北海道根釧台地の牧草地植主と生産力" 日本草地学会誌. 39. 185-186 (1993)
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[Publications] 梅津頼三郎・他: "久住山麓における草地植主と利用量の現状と問題点" 日本草地学会誌. 39. 343-344 (1993)
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[Publications] 向山新一・他: "UTDN法による草地生産利用量の経営的評価-富士西麓酪農における解析" 家畜衛生研究会報. 38. 1-6 (1993)