1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04670035
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
門田 朋子 千葉大学, 医学部, 助教授 (00089864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
外山 芳郎 千葉大学, 医学部, 講師 (70009637)
溝手 宗昭 帝京技術科学大学, 情報工学, 教授 (70009645)
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Keywords | シナプス / シナプス小胞膜蛋白 / 細胞骨格 / シナプス後部濃物質 / 免疫組織化学 / 免疫電顕 |
Research Abstract |
1.シナプス関連蛋白の同定と免疫抗体作製。 神経伝達に関連するシナプス関連蛋白を同定し,その機能を探るため種々のシナプス下分画を抗原としてモノクローン抗体を作製,または入手し,これら蛋白の細胞下局在や,発生時における発現の様態を検索中である。次のものについては既に抗体を作製または入手している。 a.シナプス小胞膜蛋白(シナプトファイシン,シナプトタグミン,シンタクシン),b.シナプス後部濃物質(82K蛋白),C.シナプス結合部蛋白,d.Na^+-K ATPase。この内,aについては小脳皮質における細胞内,在,発生に伴う発現の様態について bについてはシナプトソーム分画における細胞下局在を検索,その結果を報告した(Kadota et al.,1992)。 2.高頻度刺激後における哺乳類シナプの迅速な回復現象。 in vivoの哺乳類Cholinergicシナプスにおいて,非常に高頻度(30-100Hz)の連続刺激を与えた場合,神経伝達は急速に減蓑,消失する。刺激終了後,これをin vivo(正常血行下)で休息させてやると,シナプスの形態(とくにシナプス小胞数),機能(神経伝達)とも,約1分で迅速に正常状態に回復することを見出した(Kadota et al.,in press)。 回復の際の細胞骨格の関与やその分布の変化,Ca^<2+>の影響などについては現在検索中である。また刺激時における膜回収機構を微細形態的,免疫電顕的に検索し,シナプス小胞膜の再循環と終末からの膜の逆行性搬出を担う構造物やその経路についての成績をまとめた(Kadota et al.,投稿中)。 3.PC-12細胞におけるシナプス関連蛋白の発現 PC-12細胞の突起伸長時における各種シナプス関連蛋白の発現を検索中。
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[Publications] Tomoko KADOTA: "Localization of a 82 KDa protein in postsynaptic dendity and its association with cytoskeletons." Neuroscience Research. 15. 124-129 (1992)
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[Publications] Tomoko KADOTA: "Repid recovery of structure and function of the cholinergic synapses in the cat superior cervical ganglion in vivo following stimulationーinduced exhaustion." Journal of Neurocytology.
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[Publications] Yumiko SAITO: "Clathrin in responsible for neurite formation induced by a protease inhibitor PC12 cells." Neuroscience Research. Suppl.17. S164- (1992)