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1992 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトサイトメガロウイルスDNAポリメラーゼと複合体を形成する因子の解析

Research Project

Project/Area Number 04670280
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

井原 征治  東海大学, 医学部, 助教授 (50096202)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹腰 正隆  東海大学, 医学部, 助手 (80221373)
Keywordsヒトサイトメガロウイルス / Towne株 / 温度感受性変異株 / DNAポリメラーゼ
Research Abstract

示すts256株の変異点を、5.1kbのDNA断片内にまでしぼりこんだ。この断片のDNA塩基配列を野生株とts256株で決定したが、この断片内には3つのオープンリーディングフレームの存在が推定できた。これらはAD169株で既に発表されているUL53,UL54,UL54に対応するものである。なおAD169株との相同性は塩基配列で約98%、アミノ酸配列で99%以上であった。野生株とts256株の塩基配列の比較から、ts256株には2カ所の変異が見いだされた。一つはDNAポリメラーゼ(UL54)内に、もう一つはDNAポリメラーゼに隣接するUL53内に存在した。RNA-RNAハイブリダイゼーションによる結果と、この断片領域のcDNAのDNA塩基配列の結果から、(UL52,UL53)とUL54の転写は異なるDNA鎖からおこなわれていることが明らかになった。クローン化したUL54領域のcDNAのうち2株を用いて組換タンパク質を大腸菌で発現させた。この組換タンパク質はアフィニティークロマトグラフィーで精製を行い、数mgの精製には成功した。ただし、大量培養を行うと産生量が極端に低下してしまい、満足のいく量の精製タンパク質が得られないため、現在、他の高発現ベクターの再クローニングを行っているところである。なお精製した組換タンパク質を使用してモノクローナル抗体の分離を試みているが現在のところまだ成功していない。第2番目の変異点が発見されたことで、UL53の機能に関する作業仮説は最初とは異なるものになるが、この点に関しては今後検討を行いたい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Masataka Takekoshi: "site-specific insertion into the human cytomegalovirus genome of a foreign gene under control of the SV40 promoter" Gene. 101. 209-213 (1991)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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