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1992 Fiscal Year Annual Research Report

先天異常形質出現についての動物モデルを用いた分子遺伝学的研究

Research Project

Project/Area Number 04670302
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

遠藤 晃  山形大学, 医学部, 教授 (30018684)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 重茂 克彦  山形大学, 医学部, 助手 (60224309)
KeywordsXOマウス / Zfx / Rps4 / 遺伝子発現
Research Abstract

ヒトのXO個体であるターナー症候群とXOマウスではその表現型に大きな違いが見られる。この違いは、X染色体上の遺伝子の発現様式の違いに起因する可能性がある。本研究は、ヒトTurner症候群と関連が深いと考えられている遺伝子、ZFXおよびRPS4XのマウスホモローグZfxおよびRps4について、XOマウス及びXXマウス間でノーザンブロット法を用いてmRNA量の比較をおこない、転写レベルでの発現様式を知ることを目的としたものである。
当教室で樹立、維持しているXOマウスコロニー(Jcl:ICR由来)のXXマウス肝臓より、oligo-d(T)セルロースを用いmRNAを精製した。このmRNAを用い、RT-PCR法によりZfxおよびRps4の遺伝子断片を増幅し、これをpUC118に組み込んで組み換えDNAを作成し、大腸菌DH5αを用いてクローニングを行った。クローニングした遺伝子断片については塩基配列を決定して目的遺伝子断片であることを確認した。この遺伝子断片をrandom priming法により^<32>Pでラベルしてノーザンブロッティングのプローブとした。
現在、ノーザンブロッティングによるmRNAの定量を行っている最中であり、未だ最終的な結果を得る段階にはきていない。XOおよびXXマウスの肝臓、腎臓および脾臓から、AGPC法によりtotal RNAを精製した。これらのRNAをホルムアルデヒド変性化で電気泳動後、ナイロンメンブレンに転写した。このメンブレンに対し上記のプローブを用いてハイブリダイゼーションを行い、オートラジオグラフィーによりシグナルの検出を行っている。シグナルの定量はX線フィルムの像をスキャナーで取り込み、MacintoshIIおよびNIH Imageを用い画像解析により行っており、厳密な比較ができると考えられる。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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