• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1993 Fiscal Year Annual Research Report

実験動物モデルを用いた甲状腺刺激ホルモンレセプターに対する自己免疫応答の解析

Research Project

Project/Area Number 04670372
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

下条 直樹  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (40221303)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 陽一  千葉大学, 医学部, 助教授 (60161882)
Keywords甲状腺ホルモンレセプター / 動物モデル / 自己免疫 / 甲状腺ホルモンレセプター抗体 / 遺伝子導入
Research Abstract

(1)ヒト甲状腺刺激ホルモンレセプター(hTSHR)遺伝子導入細胞の樹立
H-2^dハプロタイプのマウスB細胞リンパ腫およびH-2^kハプロタイプのマウス繊維芽細胞をrecipientととしそれぞれelectroporation法またはlipofectin法を用いて、hTSHR遺伝子を細胞内へ導入した。同時にneomycin耐性遺伝子を導入し、geneticinの存在下でTSHR遺伝子導入細胞を選択し、TSHRを安定に発現する細胞株を樹立した。
(2)hTSHR遺伝子導入細胞株の免疫によるマウス甲状腺の変化
2つのH-2(マウスMHC)ハプロタイプと4つの免疫グロブリン重鎖アロタイプ(IgH)の組み合わせからなる4種類のマウスに、H-2ハプロタイプを同じくするTSHR遺伝子導入細胞を免疫した。合計15匹のマウス中、2匹において明らかな甲状腺への単核球の浸潤が誘導された。
(3)hTSHRに対する免疫応答
また、15匹中3匹に遺伝子導入されたTSHRに特異的なT細胞芽球化反応が検出され、2種以上MHCがTSHRをT細胞に提示しうることが明らかとなった。またIgHがaアロタイプのマウスの1匹において血清中に高値の抗TSHR抗体が検出された。
以上、hTSHRを細胞表面に発現させたマウス細胞株を同系マウスに免疫するという新しい方法を用いて、hTSHRに対する免疫応答をマウスに誘導することに成功した。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi