1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04670529
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊藤 健一 名古屋大学, 医学部, 助手 (80193481)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 昭久 名古屋大学, 医学部, 講師 (20109763)
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Keywords | 大脳辺縁系 / 血圧日内変動 / ネオスチグミン |
Research Abstract |
体重280〜300g雄性ウィスター系ラット5頭にペントバルビタール腹腔内投与麻酔下にて慢性実験テレメトリ計測システムの血圧送信プローベを腹部大動脈に装着し無麻酔無拘束で観察した結果、ラットにも血圧の日内リズムがあり行動時は高く、安静睡眠時は低下していた。この24時間の血圧データの解析ソフトを考案作製した。又、一方ネオスチグミンを海馬へ単回投与したところ、明らかに血圧の上昇を示し脈拍数の減少を認めた。この現象はアトロピンにて抑制されるので、海馬にムスカリン性コリン作動性ニューロンを介しての中枢による血圧変動の反応が存在することを示している。現在繰り返し単回投与された時の無麻酔無拘束下の24時間の血圧変動を観察する実験を続行している。
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