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1993 Fiscal Year Annual Research Report

光化学治療モニター用腫瘍シンチ薬剤の開発

Research Project

Project/Area Number 04670660
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

有水 昇  千葉大学, 医学部, 教授 (60092029)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 正好  千葉大学, 医学部・附属放射線技師学校, 教官
今関 恵子  千葉大学, 医学部, 助手 (50009750)
吉川 京燦  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (00204793)
宇野 公一  千葉大学, 医学部, 助教授 (30010565)
KeywordsIn-111 tropolon / In-111 TSPC / Tumor imaging / Photodynamic Therapy / Animal study
Research Abstract

光感受性薬剤としてTetrasulfophthalocyanine(TSPC)にIndium-111(In-111)を用いて標識し、正常家兎と坦癌家兎の体内臓器分布および腫瘍内への集積について検討した。また、前年度、坦癌マウスで検討したが、今年度さらに正常マウスの追加実験も行った。
(材料および方法)1)In-111-TSPCはTSPC1mgに対し、生食0.4ml、塩化インジウム0.016ml(18.82mCi)、トロポロン0.048ml、5%炭酸水素ナトリウム0.12mlを追加しシェイクおよびインキュベイトし標識した。2)実験動物は正常マウス24匹用い、臓器%Doseを投与後1,3,6,12,24時間で算出した。また、正常家兎3羽、坦癌家兎1羽を用いて投与後1,3,6,12,24時間後の血中濃度および24時間後の臓器%Doseを算出した。3)坦癌家兎においては投与後1,24,48時間後のIn-111-TSPCの動態画像を得た。
(実験結果および考察) (1)正常マウスの経時的分布では肝、腎、脾では100%前後の高い集積が終始見られたが、血液への集積は時間と共に急速に低下した。脳、筋肉は初めから30%以下であった。肺は12時間後までに急速に減少し40%台になった。これは前年度行った坦癌マウスと大体同じ経時的体内動態を示した。 (2)正常家兎の経時的分布では肝、腎、脾では300-1000%と高く、脳、筋肉、血液ではマウスと同様低い結果が得られた。 (3)右大腿皮下にVX-2腫瘍接種後15日の坦癌家兎でも正常家兎と同様の経時的分布が得られた。腫瘍への集積は78%と肝、腎、脾よりも遥かに低いものの腫瘍筋肉比は24時間後で5,65の最高値を示した。このことは画像においても24時間後像が最も良好であった。
(結論) 今回の実験から家兎においてもIn-111-TSPC投与後24時間で腫瘍の明瞭な像が描出された。今後、光化学治療の治療効果モニターとしての可能性の検討が必要となる。

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Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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