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1994 Fiscal Year Annual Research Report

光化学治療モニター用腫瘍シンチ薬剤の開発

Research Project

Project/Area Number 04670660
Research InstitutionCHIBA UNIVERSITY

Principal Investigator

宇野 公一  千葉大学, 医学部, 助教授 (30010565)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 正好  千葉大学, 医学部・付属放射線技術学校, 講師
今関 恵子  千葉大学, 医学部, 助手 (50009750)
KeywordsIn-111 troptlone / In-111 TSPC / Tumor Imaging / Photodynamic Therapy / Animal-study
Research Abstract

昨年に引き続いて光感受性薬剤としてTetrasulfophthalocyanine(TSPC)にIndium-111(In-111)を用いて標識し、担癌家兎2羽の体内臓器分布および腫瘍への集積について追加検討した。また、Tc-99mによる標識も行いどちらの核種がこの研究に適しているかも検討した。
(材料および方法)
1)In-111-TSPCはTSPC1mgに対して、生食0.4ml、塩化インジウム0.016ml(18.82μ Ci)、toropolone0.048ml、5%炭酸水素ナトリウム0.12mlを追加し混和およびインキュベイトして標識した。また、参考までにTc-99m-TSPCの標識を試み薄層クロマトグラフィから標識率を測定した。Tc-99m-TSPCはTSPC1mgに対して、テクネチウムパーテクネテイト0.1ml(300μCi),toropolone0.048ml、5%炭酸水素ナトリウム0.12mlを追加し混和およびインキュベイトして標識した。
2)実験動物は前年度と同様にVX-2腫瘍を大腿部の皮下に移植し、12日間経過後実験を行った。
In-111-TSPC投与後1、24、48時間後の画像をガンマカメラにて撮像した。
4)屠殺後臓器の%doseを測定した。
(結果および考察)
1)Tc-99m-TSPCはIn-111-TSPCと同様95%近い標識率が得られたが、本研究の最終目標である光線力学的治療の効果を判定するための薬剤としては半減期があまりに短すぎるのが短所である。
2)担癌家兎でも正常家兎と同様の経時的分布が得られた。腫瘍への集積は76.47%であったが、腫瘍筋肉比は5、56%と良好であった。
(今後の展望)
今春PhotofrinIIが薬価承認を得て臨床に利用可能になるが、本剤と比較して腫瘍への集積性を今後検討する予定である。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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