1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04670670
|
Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
東 和義 広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (50127601)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粟井 和夫 広島大学, 医学部・附属病院, 医員
辻 修一 広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (30217301)
梶間 敏男 広島大学, 医学部, 助手 (00224410)
伊藤 勝陽 広島大学, 医学部, 教授 (20034035)
|
Keywords | 脳虚血 / 拡散強調画像 / エコープラナー法 / 拡散異方性 |
Research Abstract |
昨年度の研究においてmotion-probing-gradient(MPG)を付加したエコープラナー法による拡散強調画像(DW-EPI)の撮像がラット脳虚血において可能であることが確かめられたので、本年度は正常ラットのDW-EPIの撮像に着手した。さらに、脳内主幹動脈閉塞後の拡散能の一連の変化を知るために、閉塞後1-48時間におけるDW-EPIの撮像の追加実験を行った。 〈結果〉 1、正常ラット肝のDW-EPIの撮像では呼吸による体動が信号強度に大きく影響し、これを除去する方法を見出すことができなかった。 2、DW-EPIにより脳内主幹動脈閉塞後1時間の時期にはすでに脳実質の拡散脳の低下が観察された。この脳虚血巣はT2強調画像では検出されず、DW-EPIの有用性が確認された。 3、虚血脳のADCの低下は閉塞後1-3時間において顕著で、その後24-48時間までADCは更に緩徐な低下を続けた。24-48時間後には虚血脳深部白質の異方性拡散は完全に消失した。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] Toshio Kajima: "Diffusion Anisotropy of Cerebral Ischemia" Acta Neurochir. 119(in print). (1993)
-
[Publications] 東 和義: "INNERVISION" 医療科学社(発表予定), (1994)