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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ニューラルネットワークを用いた肝実質性疾患の超音波画像の定量解析システム

Research Project

Project/Area Number 04670671
Research InstitutionKochi Medical School

Principal Investigator

久 直史  高知医科大学, 医学部, 助教授 (30129621)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾川 浩一  法政大学, 工学部・電気工学科, 助教授 (00158817)
Keywords超音波診断 / 肝実質性疾患 / 肝硬変 / ニューラルネットワーク / 診断支援システム / 定量評価
Research Abstract

本年度はさらに臨床症例および剖検症例を増やし,ニューラルネットワークシステムの完成度の向上を図った。症例の追加に当たっては、当初の3.5MHzリニア型探触子による画像に加えて,3.5MHzコンベックス型探触子および7.5MHzリニア型探触子も使用することとした。また,標準的な画像に加えてダイナミックレンジやエッジ強調の処理を変えて3種類の異なった画像処理による画像について検討を行った。検討結果に関しては,いずれの組み合わせで基本的にはもこれまでと同様の結果を得ることができた。リニア型とコンベックス型との比較ではリニア型の方がばらつきが少ない傾向が見られたが,コンベックス型でも診断上問題となるような差は生じなかった。また,超音波画像の画像処理の及ぼす影響に関しても,周波数に対する影響はあるものの検討上の大きな障害とはならなかった。
以上より本システムは肝実質性疾患の定量評価に関し大きな有用性を持ちうるものと考えられた。ただ,問題点として,ROIの設定位置によるデータのばらつきが見られることや,小結節性で間質の幅も狭いような肝硬変症例で正常例とのオーバーラップが見られる場合があるといったことがあげられ今後の課題と考えられる。前者についてはサンプル数を増やして平均化することである程度対処可能であり、後者については今後フラクタル次元等の新しい項目を加えて検討を続ける予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 尾川浩一.久 直史.高石明: "超音波betaモード画像における階層型ニューラルネットを用いた肝実質性疾患の定量診断" Medical Imaging Technology. 11. 72-79 (1993)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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