1992 Fiscal Year Annual Research Report
安静時並びに運動負荷時におけるSPECTにおける換気・血流不均等分分にに関する研究
Project/Area Number |
04670681
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
楢林 勇 大阪医科大学, 医学部, 教授 (60122438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰 吉光 大阪医科大学, 医学部, 助手 (50227097)
西垣 洋 大阪医科大学, 医学部, 助手 (50218145)
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Keywords | 換気・血流不均等分布 / SPECT / 前後対向同時収集 / 運動負荷 / ^<81m>Krガス / ^<99m>Tc-MAA / V / Q比 / 肺塞栓症 |
Research Abstract |
先ず、前後2方向同時収集による換気・血流不均等分布の定量的検討を行った。次いで、SPECTによるV/Q比頻度分布の定量化について検討を加えた。 正常及び肺癌、肺塞栓症、慢性閉塞性肺疾患等諸種肺疾患40例を対象として、^<81m>Krガスと^<99m>Tc-MAAを用いて、換気、血流に関する前面、後面及び重ね合わせファンクショナルイメージを作成し、左右肺それぞれの換気・血流比頻度分布の測定を行い、ヒストグラムを作成した。被検者は仰臥位として、シンチカメラGCA-901Aにより前面、後面像を同時収集した。解析は、GMS-550Uによった。換気、血流比頻度分布パターンは正常近似、死腔様効果、シャント様効果、混合の4型に分類し得た。V/Q比ヒストグラムに於いて0.67以下、1.50以上の全体に対する割合と血液ガス成績とを比較すると、両肺全体のV/Q比ヒストグラムの分散状態と肺胞気・動脈血酸素分圧較差の相関性はどちらかの片面像よりも重ね合わせ像で最も高い結果を得た。次に、肺結核症の運動負荷による病巣部及び予備能の評価を行った。運動負荷はトレッドミルを用い、Bruce法にてStage2-5まで行った。運動負荷直後と回復期との比較においては、換気、血流並びにV/Q比分布に有意な変化を認めなかった。 また、^<81m>Krガス及び^<99m>Tc-MAAにより、シンチカメラGCA-9300AによるSPECT像に横断、冠状断面による両肺、左右肺各々の換気・血流比の頻度分布をヒストグラムで表示した。施行症例は現在5症例であるが、前後対向同時収集重ね合わせ像によるものと、ほぼ同様の結果を得た。
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Research Products
(1 results)