マイクロマシン技術の血管内治療への応用

1994 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 04670858
• Research Institution: Nagoya University
• Principal Investigator: 根来 眞 名古屋大学, 医学部, 助手 (90115618)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 高橋 郁夫 名古屋大学, 医学部, 医員 ; 福田 敏夫 名古屋大学, 工学部, 教授 (70156785)
• Keywords: マイクロマシン / シュミレーター / ICPF / カテーテル

Research Abstract

前年度までの研究で作成した形状記憶合金装着の能動カテーテルは、生体内では体温の影響をうけ、形状記憶合金の誘導が困難となることが判明したため、形状記憶合金に代わるものとしてマイクロマシン技術の一端である高分子膜のICPFを用いて、能動ガイドワイヤーを作成した。
これは先端にICPFを装着させこれに外部から通電させることによりガイドワイヤー先端を屈曲可能としたものである。
これを用いてカテーテルの誘導を試みた。まず、in Vitroシュミレーター内にて水流下に外部通電によりガイドワイヤーを操作させることが可能となった。またこれを用いれば、カテーテル本体の誘導も可能となった。人体への応用の可能性が高まったといえる。

Research Products

• [Publications] Negoro M,Nakabayashi K Takahashi I et al: "Current situation of intravascular neurosurgery and its future in Procee dings of 5th international symposium on micromachine and human science" IEE, 204 (1994)