1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04670887
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Research Institution | MIE UNIVERSITY |
Principal Investigator |
荻原 義郎 三重大学, 医学部, 教授 (20024755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 章司 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (50242946)
藤浪 周一 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (30199351)
塩川 靖夫 三重大学, 医学部, 助教授 (80115708)
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Keywords | Chemosensitirity test / malignant fare tumor / soft tissue sarcoma / flowcytomotry / mtitnior drug / poliamin / oncogene |
Research Abstract |
昨年度はflowcytometryによる軟部腫瘍のploidy pattern、PCNA標識率、組織亜型診断、組織学的悪性度と化学療法感受性についての検討を行い、本年度はこの結果を論文として投稿した。また昨年度の骨肉腫細胞株を使用したポリアミン合成阻害剤であるmethylglyoxal bis(cyclopentylamidinohydrazone)(以下 MGBCPと略す)とmethotrexate、adriamycin、ifosfamideなどの主要な薬剤との併用効果に関する研究の成果を本年度は論文として投稿した。また本年度はこれらの基礎的研究をもとに更にMGBCPのHOS、KHOS-240S、MG-63、C-292などの骨肉腫細胞株において腫瘍細胞の細胞周期に対する影響をfluorescein isothiocyanate標識bromodeoxyuridineとpropidiumiodideの両者のflowcytometryによる蛍光量測定によりついて詳細な検討を行った。また骨軟部悪性腫瘍の抗腫瘍剤として最も一般的な薬剤であるadriamycinに対する耐性に関与するとされるP糖蛋白に関し実際当科にて化学療法で治療した骨肉腫患者の腫瘍細胞の遺伝子学的な検討も行い、臨床的な抗癌剤の抗腫瘍効果、臨床成績と比較検討した。これらの結果は今後学会で報告し、また論文として投稿する予定である。
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