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1992 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト胎児発育の制御に関わる胎児胎盤循環動態および細胞成長因子の意義に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04671006
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

前田 博敬  九州大学, 医学部, 講師 (20199631)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平川 俊夫  九州大学, 医学部, 助手 (20218770)
佐藤 昌司  九州大学, 医学部, 助手 (00225947)
宮本 新吾  九州大学, 医学部, 助手 (40209945)
小柳 孝司  九州大学, 医学部, 助教授 (30136452)
Keywordsヒト胎児 / 子宮内発育遅延 / 胎児胎盤循環 / 血管内皮細胞 / 好中球 / 活性酸素 / 成長因子
Research Abstract

本年度は子宮内発育遅延における胎児胎盤循環動態を、1)細胞生物学的:血管内皮細胞機能、2)超音波学的:in vivoにおける子宮一胎盤一胎児系の循環動態の2点から検討することにより、ヒト胎児発育に関わる胎児胎盤循環動態を明らかにすることを目的とした。対照には同一妊娠週数で正常発育の胎児を用いた。
1)血管内皮細胞の機能の検討には、血管内皮細胞のプロスタサイクリン(PG12)およびエンドセリンの産生能を指標として用いた。血管内皮細胞は臍静脈から分離・培養した。その結果、子宮内発育遅延児では正常発育胎児に比し、臍動脈血管内皮細胞でのPG12およびエンドセリン産生能の低下を認めた。以上より、胎児胎盤循環動態には血管内皮細胞の産生する血管作動物質が関与する可能性が示唆された。
2)in vivoにおける子宮一胎盤一胎児系の循環動態の検討には、超音波ドプラ法による臍動脈・中大脳動脈の血流計測を用いた。その結果、子宮内発育遅延児では正常発育胎児に比し、臍動脈のResistance Index(RI)値の上昇および中大脳動脈のRI値の低下を認めた。このことから、子宮内発育遅延児では胎盤血管抵抗の上昇と脳血管抵抗の減少が存在することが示唆された。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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