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1993 Fiscal Year Annual Research Report

受精阻害モノクローナル抗体認識ヒト精子先体蛋白抗原エピドプの分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 04671026
Research InstitutionHYOGO COLLEGE OF MEDICINE

Principal Investigator

香山 浩二  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00068496)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 赤谷 昭子  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50212402)
山崎 則行  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50174644)
Keywordsモノクローナル抗体 / 受精阻害 / ユビキチン / ヒト精子 / 精子先体
Research Abstract

受精現象において精子先体部は卵透明帯への精子の接着、結合に関与するだけでなく、先体反応を起こして先体酵素を放出し、精子の透明帯貫通に不可欠である。このように生殖生理学上大変重要な機能をになっている精子先体に特異的に反応するモノクローナル抗体を作成し、その対応抗原の性状分析を行なう事は、精子-卵透明帯相互反応に関与する物質を同定し受精現象の分子レベルでの解明に貢献するだけでなく、精子抗原を用いた新しい避妊ワクチンの開発にもつながる重要な研究課題である。
本研究では(1)ヒト精子(capatitation誘起)免疫マウスの脾細胞とマウスミエローマ細胞との細胞融合により、ヒト精子先体蛋白抗原と特異的に反応し、かつヒト精子に対して受精阻害作用を示すモノクローナル抗体1Glの作成に成功した。(2)この抗体の対応抗原について解析した結果27kDaの精子先体上に存在する蛋白抗原であることが判明した。(3)この抗体をもちいてヒト精巣cDNAライブラリーより対応抗原をコードする遺伝子を部分的に単離することに成功した。その遺伝子解析よりアミノ酸配列を決定したところ、ubiquitinをコードしていることが判明した。さらに、一部分に今までに報告のないアミノ酸配列が存在していることが同時に判明した。今後、さらにすべての領域をコードする遺伝子を単離して対応抗原の性状を解析することが残された課題であり、現在も研究を進めている。
以上のように、本研究により、ヒト精子先体に存在する受精現象に関与する蛋白抗原を同定した。この抗原を解析することにより精子と卵透明帯との結合の機構の解明に重要な手掛かりを与えるものと期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Milena Dubova‐Mihailova et al: "Identification and characten zation of a 27KD acrosome protein of human speum defined by amonoclonal antibocly with ferlilization‐blochaig effect" Journal of Reproductive Lmmnology. (印刷中). (1994)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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