1993 Fiscal Year Annual Research Report
網膜虚血再〓流における過酸化脂質の産生と・その治療に関する研究
Project/Area Number |
04671072
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
大平 明弘 長崎大学, 医学部, 助教授 (00169054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嵩 義則 長崎大学, 医学部, 講師 (30244049)
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Research Abstract |
ラット網膜に虚血・再〓流を実験的に作成した後、プロスタグランジンE_1誘導体を用いて薬剤の網膜組織への防御機構を検討した。薬剤投与群では網膜萎縮の防御が可能であった。これらの結果は現在、米国の眼科雑誌に投稿中である。 虚血の負荷により網膜色素上皮細胞に生体防御因子と考えられている、いわゆるストレス蛋白(Adult T Cell leukemia derived factor ADF)が出現した。この結果はLab.Investigation 1994年2月号に掲載された。ヒト網膜色素上皮細胞培養細胞に酸化ストレスを加え、ADFの発現をWestern Blotで解析した。プロスタグランジンE_1誘導体の添加により細胞の生存率は対象群に比べて有意に上昇した。 本研究で得られた成果は今後、虚血障害の病態解明およびその治療に寄与するものと確信する。
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