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1992 Fiscal Year Annual Research Report

変色歯の高周波を用いた漂白法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04671168
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

久光 久  昭和大学, 歯学部, 教授 (30092430)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 下村 博  昭和大学, 歯学部, 講師 (80196568)
小杉 紀子  昭和大学, 歯学部, 助手 (10245805)
松葉 浩志  昭和大学, 歯学部, 助手 (90241025)
鈴木 敏光  昭和大学, 歯学部, 助教授 (80154558)
Keywords漂白 / 高周波 / 半波整流 / ヒト抜去歯 / 電気メス / 色差 / 酸処理
Research Abstract

漂白効果は、漂白剤の濃度と作用時間に左右されるが、高濃度の漂白剤は歯周組織に対して為害性があり、また長い作用時間は患者、術者にとって負担が大きい。そこでこれらの欠点を改善するために高周波半波整流波形を利用して、漂白に用いる薬剤(漂白剤)に活性化を計る方法を考案した。この方法により漂白効果が得られ、かつその安全性が確認されれば、漂白時間は短縮され、変色歯の治療に役立つと思われる。
本年度は、高周波の発生源として外科用メスの発信器から半波整流を得て歯牙の漂白を行い、その効果について検討した。
ヒト抜去歯牙をモデリングコンパウンドに唇面エナメル質が露出するように包埋した後、漂白剤を綿花にて塗布し、電気メス(エルマンデントサージ90F.F.P.)を使用し、強度3で5秒ごと1秒間の通電を8回行った。この方法を20回繰り返し、1回ごとにその歯冠色を色差計(村上色彩研究所CMS-500)を使用し測色した。漂白剤としては31%H_20_2、REMBRANDT、Hi-Liteの3種類を用いて実験を行った。また、リニ酸エッチングの効果も併せて検討するために、包埋した歯牙を60秒間酸処理した後漂白を行った試料についても同様に色の変化を測定した。
実験の結果、L^*値は漂白剤の塗布によって正の方向に移行し、明度の上昇が認められた。酸処理は明度を低下させ、その後の漂白処理により明度は上昇し、L^*値は酸処理前の状態に戻った。漂白剤の種類では、REMBRANDT、Hi-Liteの方がH_2O_2よりも効果が大きかった。
a^*値は3種類の漂白剤とも処理による変化はほとんど認められなかった。また、酸処理はa^*値を低下させた。
b^*値は漂白剤の塗布により負の方向に若干移行し、黄色みが減少する傾向がみられた。酸処理はb^*値を負に移行させ、漂白処理によってその傾向はさらに亢進した。

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Published: 1994-03-22   Modified: 2016-04-21  

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