• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1993 Fiscal Year Annual Research Report

磁気位相空間を応用した歯牙変位測定器の開発

Research Project

Project/Area Number 04671209
Research InstitutionTokushima Bunri University

Principal Investigator

藤村 哲也  徳島文理大学, 工学部, 講師 (80219047)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 知司  徳島文理大学, 工学部, 助手 (80220656)
清澄 良策  徳島文理大学, 短期大学部, 講師 (50136280)
Keywords磁気位相空間 / 歯牙変位測定器 / 6自由度歯牙変位
Research Abstract

本研究は,顔の外側に一定の位置関係に置いたコイル(一次側コイル)に,それぞれ90度位相の異なった正弦波電流を流すことにより,そのコイル間に生じる磁束の変化を,上顎および下顎の歯牙に接着したコイル(二次側コイル)に電磁誘導される出力信号によって検出し,歯牙の変位量を位相の変化量として測定できる非接触型歯牙変位測定器の開発を目的としている。平成5年度の研究は,試作器の製作とコンピュータ(平成4年度購入NEC社製PC-9801FA)との接続を中心に行った。その結果,以下に示す研究成果が得られた。
1.歯牙変位測定器の試作は,回路シミュレーションの結果を基に各回路ごとに製作し,ほぼ設計値に近い結果が得られた。また,それぞれの回路を接続し試作器を製作して,独立した各方向についての特性が得られた。
2.ソフトウェアの開発においては,データ収集用プログラムおよび解析用プログラムが完成した。特に,解析では三次元スーパーグラフィックスコンピュータ(Stellar GS-1000)を用いて,歯牙の立体イメージ表示による動的シミュレーションができるようになった。
3.設備備品で購入したラックに,試作した歯牙変位測定器およびコンピュータをそれぞれ組み込み,装置全体を整えた。これより,研究の目的はほぼ達成でき,微少な6自由度の変位が計測可能な測定器の基礎となる実験結果が得られた。
本研究の成果については,研究成果報告書を作成し報告した。また,研究の一部は,日本補綴歯科学会雑誌で紙上発表を行い,日本補綴歯科学会学術大会および日本ME学会大会でも口頭発表を行った。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 上田,龍太郎: "顎口腔機能診断のための6自由度顎運動パラメータの検討" 日本補綴歯科学会雑誌. 37. 761-768 (1993)

  • [Publications] 藤村,哲也: "下顎運動の運動学的特性" 日本補綴歯科学会雑誌. 37. 1037-1049 (1993)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi