1992 Fiscal Year Annual Research Report
若年性顎関節症の要因となる下顎頭後方偏位の発現時期とその動機の解明
Project/Area Number |
04671277
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
中村 昭二 愛知学院大学, 歯学部歯科矯正学講座, 助手 (80175504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮島 邦彰 愛知学院大学, 歯学部歯科矯正学講座, 講師 (60183638)
飯塚 哲夫 愛知学院大学, 歯学部歯科矯正学講座, 教授 (30064778)
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Keywords | 若年性顎関節症 / 不正咬合 / アングルの分類 / 咬合発育段階 / 下顎頭位 / 後方偏位 |
Research Abstract |
若年性の顎関節症の発症には種々の要因があり、その発症因子の一つとして下顎窩内における下顎頭の後方偏位があげられる。しかし、この下顎頭の後方偏位の発現時期と本正咬合の関連についての報告はみあたらない。そこで今回は下顎窩の浅い小児において計測可能な下顎頭位の評価法を提示し、その評価法に基づいてアングルの分類と咬合発育段階の9区分にわけて各区分における下顎頭位を調査した。資料(6〜13才 計201名) (結論) 1.下顎頭の後方偏位は既に低年令から発現しており、特に2級の過蓋咬合に多いことが明らかとなった。 2.下顎頭の後方偏位は、201名中56名にみられた。その中でclickingの症状を呈するものはわずかに4名であり、開口障害、顎関節痛を有するものはみられなかった。
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