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1992 Fiscal Year Annual Research Report

炎症過程におけるサブスタンスPの役割

Research Project

Project/Area Number 04671399
Research InstitutionMeiji College of Oriental Medicine

Principal Investigator

雨貝 孝  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 教授 (80094407)

Keywords炎症 / サブスタンスP / サイトカイン / 肥満細胞
Research Abstract

1.サブスタンスP陽性神経線維の免疫系組織における局在を検討したところ、胸腺及び脾臓においては胎児期及び新生児期では認められず4日令以降の胸腺では、皮質髄質の境界領域に血管に付随して局在していた。脾でも4日令以降において脾柱及び白脾髄の血管に付随して認められた。これらの結果は、リンパ組織の血管透過性調節因子として、サブスタンスPが働きうることを示唆する。
2.in vitroにおけるサイトカイン産生に対するサブスタンスPの役割について検討を行った。T細胞におけるPMA誘発IL2、IL3IL6産生については、サブスタンスP添加によっても増強されなかった。他方、マクロファージ、肥満細胞の活性化によるIL6産生については、サプスタンスPが増強的に働くことが示された。現在、in vivoにおける炎症性刺激によるサイトカイン産生が、サブスタンスPの特異的阻害剤によって影響を受けるか否かを検討している。また、我々の作製した抗サブスタンスP抗体が中和活性をもつことが明らかとなったので、この抗体を炎症誘発時に投与することによって、サイトカイン産生及び炎症過程がどの様に影響を受けるのかも併せて検討している。
3.種々の培養細胞株を用いて、^<125>Iラベル・サブスタンスPの結合実験を行った結果、サブスタンスPレセプターの発現量は、Wehi-3細胞で高く、P388D_1、P815、MMC34、EL4では低いことが示された。現在、抗レセプター抗体を作製中である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 雨貝 孝: "視床下部及び脳下重体におけるサイトカイン誘導" 日本免疫学会学術集会記録. 22. 284- (1992)

  • [Publications] 塚本 紀文: "ストレス及び鍼灸刺激によるIL6の産生誘導" 日本免疫学会学術集会記録. 22. 287- (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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