1992 Fiscal Year Annual Research Report
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04680007
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| Research Institution | Kanazawa University |
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Principal Investigator |
増崎 克 金沢大学, 理学部, 教授 (10110602)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 浩 福岡工業大学, 工学部, 教授 (50015517)
安藤 利得 金沢大学, 理学部, 助手 (80212679)
鎌田 啓一 金沢大学, 理学部, 助教授 (90143875)
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| Keywords | 大強度相対論的電子ビーム / 強いラングミュア乱流 / 乱流電場 / 広帯域電磁波放射 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は,大強度相対論的電子ビーム(IREB)とプラズマとの相互作用により生ずる強いラングミュア乱流の構造を実験的に次のような方法で探ることである.1.これまでに確立してきた乱流電場に分光測定法を活用してプラズマ中の高周波の平均電場,電場の強さの統計的分布を測定する.2.理論によりビーム電子とキャビトンとの相互作用によりプラズマ周波数よりもはるかに高い周波数までの電磁波放射が予想されている.これまでの周波数領域18〜40GHzでの5チャンネルスペクトロメーターによるマイクロ波放射測定に加え,ミリ波及びサブミリ波領域での放射を測定する.3.キャビトンとの相互作用によるビーム電子のエネルギー分布の変化を磁気エネルギーアナライザーにより測定する.4.キャビトンとの相互作用によるプラズマ電子のエネルギー分布の変化をマルチグリッドプローブで測定する.本年度の研究経過は次の通りである.1.ヘリウム雰囲気中でカーボン電極プラズマ銃により生成されたプラズマ中にIREBを入射することにより生ずる乱流電場の統計的分布をシュタルク・シフトの測定により求め,またBarangerとMozerのプラズマ・サテライト法により電場の平均的な強さを求め比較検討を行った.レーザー誘起螢光法による乱流電場測定を現在継続中である.2.カットオフ周波数が14,48,74及び116 GHzの導波管をハイパス・フィルターとして用い,焦電素子を検出器として用いて発生電磁波を測定し,116GHz以上の広帯域の電磁波が発生していることを確かめたが,スペクトルの形を決定するまでには至っていない.3.ビーム電子のエネルギー分布の変化,プラズマ電子の加速の確認及びそのエネルギー分布の測定のために電磁石を用いるエネルギーアナライザーを準備中である.分布の時間的な変化も追えるよう複数のファラディカップを検出器として用い,同時測定を行うことにしている.
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