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1992 Fiscal Year Annual Research Report

アルコキシド法によるペロブスカイト鉛マグネシウムニオベイトの作製と電気的性質

Research Project

Project/Area Number 04680058
Research InstitutionDoshisha University

Principal Investigator

廣田 健  同志社大学, 工学部, 助教授 (30238414)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 修  同志社大学, 工学部, 教授 (40097861)
Keywordsアルコキシド法 / ペロブスカイト / 鉛 / マグネシウム / ニオビウム
Research Abstract

ペロブスカイト相である鉛マグネシウムニオベイトPb(Mg1/3Nb2/3)O_3(PMN)を合成する際に,PMNの電気的特性を低下させるパイロクロア相が生成する。従来の固相反応法においては酸化マグネシウムMgOと酸化ニオビウムNb_2O_5をまず反応させて,前駆体としてのコロンバイト構造のマグネシウムニオベイトMgNb_2O_6を合成し,その後酸化鉛PbOを反応させる方法が試みられてきた.平成4年度はMgNb_2O_6の生成についてアルコキシド法による合成を試みた.その結果,マグネシウムメトキシドとニオビウムイソプロボキシドを同時加水分解することにより調製した無定形物を加熱すると、低温度(510゚-550℃)でMgNb_2O_6が生成し,さらにこの生成物は新しい多形であることを示差熱分析(DTA),X線回析(XRD)により確認した.新しい多形は陽イオンが乱れたα-PbO型構造であり、格子定数はa=0.5696nm,b=0.4713nm,c=0.5059nmをもつ斜方晶として指数付けされた.さらに840℃以上に加熱すると既知のコロンバイト構造に転移した.これらの結果について現在投稿準備中である.
さらに鉛を加えたPMNをアルコキシド法にて合成し,その指体のキャラクタリゼーションを行いつつある.今後,常圧焼結,ホットプレス焼結,HIP焼結を行いその焼結体の微細構造と電気的特性の関係をあきらかにする。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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