1993 Fiscal Year Annual Research Report
食物摂取状況と生活活動指数(x)・付加運動量の簡易算出システムの開発
Project/Area Number |
04680102
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Research Institution | Hiroshima Chuo Women's Junior College |
Principal Investigator |
大下 市子 広島中央女子短期大学, 生活科学科, 助教授 (90150854)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西原 照代 大手前女子短期大学, 生活文化学科, 助教授 (70189299)
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Keywords | 生活活動指数(x) / RMR / 歩数量 / 食物摂取状況 / 簡易算出法 |
Research Abstract |
1.生活時間調査 〈歩数を組み込んだ生活活動指数(x)の簡易算出法について〉 1日に運動量の目安として歩数量がよく用いられるので、歩数量を組み込んだ生活活動数(x)の簡易算出法の検討を行った。1991、1992、1993年の9-12月に成人男子56名、成人女子121名、男子学生99名、女子学生121名について、生活時間調査(平日2日、休日1日)および歩数量の計測を行い、1141例の有効データを得た。 各動作の動作時間と歩数量の解析から、歩数量からxを算出する場合、「立つ」時間、入浴・自転車の時間および歩数計で計測されるもののRMRの大きいスポーツ、筋肉労働等の記録も必要であることが分かった。しかし、歩数量から見かけの「歩く」時間を、さらに1日で最も動作時間の長い「座る」時間は24時間から「睡眠」、見かけの「歩く時間」、「立つ」等に記録時間を引くことにより求められる。その結果、簡易式(西原ら;栄誌、49、115-127、1991、等)を用いると、歩数量、「睡眠」時間と「立つ」等の生活動作約3時間の記録を行うだけで、生活活動指数(x)の算出が可能となる。これらについては、日本家政学会第46回大会(1994.5.21)において発表予定である。 2.食物摂取状況調査 料理約550種を主食、副食、デザート等に分類して、各分類の食品成分、6つの食品群データを作成した。このデータを基に簡易食物摂取状況調査法から求めた結果と詳細な食事調査との結果を比較検討し、6つの食品群では、食品の種類により大きな差があることが分かった。現在、設問の検討を行うと同時に、食事教育にも使用できるように検討中である。
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[Publications] 大下,市子・西原,照代・高木,達也・西原,力: "歩数を組み込んだ生活活動指数(x)の簡易算出法" 第47回日本栄養・食糧学会総会発表. 185 (1993)
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[Publications] 大下,市子・西原,照代・阪本,美恵子・高木,達也・西原,力: "歩数を組み込んだ生活活動指数(x)の簡易算出法" 日本家政学会第46回大会. (発表予定). (1994)