• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1993 Fiscal Year Annual Research Report

種々な強度および時間の持久的運動が脂質過酸化反応に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 04680141
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

高岡 郁夫  順天堂大学, 体育学部, 助教授 (90053347)

Keywords脂質過酸化反応 / 筋組織傷害 / 溶血 / 持久的運動 / 強度
Research Abstract

種々な強度および時間の持久的運動が血管内溶血、筋組織障害および脂質過酸化反応に及ぼす影響およびその相互関連を検討した。
平成4年度においては実験室内で種々な強度および時間のトレッドミル走に対する生理生化学的応答を検討したが、本年度は実際のトレーニング場面を想定した持久的運動と脂質過酸化反応、溶血、および筋組織障害との関連を検討する。
本年度に用いられた持久的運動は陸上競技長距離選手が日頃のトレーニングで行っている(1)15Kmのロードでの持続走、(2)6分間のジョッグをはさんで5,000mを3回走るインターバル走、および(3)起伏のあるゴルフ場を約14Km走るクロスカントリー走であった。運動の持続時間はすべて約60分間とした。
早朝安静時のコントロール、各トレーニング終了数分後、および翌朝に採血を行った。
血清ハプトグロビン濃度(HPG)はコントロール値に比べ、持続走およびインターバル走でそれぞれ有意に減少した。血清マロンジアルデヒド濃度(MDA:脂質過酸化反応)はすべてのトレーニング後、有意に増加した。CKおよびCK-MB活性は持続走を除くトレーニング後、有意に増加した。
血清HPG濃度は大きな個人差を示した。このため運動強度との間に有意な相関関係を見いだすことは出来なかった。一方、MDA濃度、CKおよびCK-MB活性は持久的運動の相対的強度と有意に相関した。さらに、個人の変化についてMDAとCKとは互いに有意に相関した。
これらのことから脂質過酸化反応は持久的運動の強度と密接な関係があること、そして脂質過酸化反応と筋組織傷害との間にも何らかの因果関係があることが推察された。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi