1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04805011
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Research Institution | IBARAKI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
浅野 直輝 茨城大学, 工学部, 教授 (40074364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜松 芳夫 茨城大学, 工学部, 助教授 (70102019)
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Keywords | 逆問題 / 逆解析 / 非線形 / 弾塑性解析 / パソコン / マイコン / 並列計算 / トランスピュータ |
Research Abstract |
(1)FEM解析で節点の変位と荷重が共に未知である逆問題の場合、影響関数法を用いて直接的に解く方法を提案した。申請者が既に開発しているマイコン/パソコンなどの小容量電算機向きのFEM解析法で採用している能率的な二重タンデム形部分構造法に、この逆解析の方法を導入した。 (2)上記のFEM解析法をさらに能率的に計算するために、並列計算法を開発した。 (3)上記の能率的な並列計算法をハードウエア上で実現するために、現有の16ビット・パソコンに装着するトランスピュータ(トラム)を1個購入した(本研究費)。前年度購入のトラムと共に、並列計算法の妥当性を検証した。 (4)上記(1)〜(3)の事項が弾塑性解析に適用できることを確かめた。 (5)FEM解析で節点の変位と荷重が共に既知の場合、最小二乗法などで解くことになる。しかし多くのメモリ容量を使うので、パソコンで扱うことはできない。そこでペナルティ法が適用できることを確かめた。その結果、最小二乗法の活用が不要になり、効率的な計算が実現できる。 (6)上記(5)の事項は引き続き弾塑性解析に適用できることを確かめた。 (7)上記の事項を通じて、三次元大規模構造の任意の位置が塑性変形するときの諸条件を逆問題として解析できることを可能にした。
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[Publications] 浅野直輝: "トランスピュータによる三次元有限要素解析(弾塑性解析の並列計算法)" 日本機械学会茨城講演会講演論文集. 102-104 (1993)
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[Publications] 浅野直輝: "パソコンによる大変形のための三次元有限要素法" 日本機械学会茨城講演会講演論文集. 105-107 (1993)
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[Publications] 浅野直輝: "パソコンによる三次元有限要素解析(影響関数法による逆解析)" 日本機械学会茨城講演会講演論文集. 108-110 (1993)
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[Publications] 浅野直輝: "逆解析有限要素法の研究(影響関数法による未知境界条件の同定)" 日本機械学会第71期通常総会講演論文集. I. (1994)