1994 Fiscal Year Annual Research Report
腐植質土壌を用いた臭気の発生しない下水処理場の設計手法の開発
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04805052
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| Research Institution | Kokushikan University |
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Principal Investigator |
金成 英夫 国士舘大学, 工学部, 教授 (10090581)
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| Keywords | 下水処理 / 高活性汚泥法 / 腐植土 / 臭気 / 脱窒 / 汚泥重力脱水 / ヒューマス / リアクター |
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| Research Abstract |
本年は腐植土壌を用いて1994年4月より運転を開始した佐賀県鳥栖市の下水処理施設において、昨年度までの長野県山ノ内町水質浄化センターにおける調査結果から得られた知見を元にMLDOを低く押さえた運転管理を行い、その調査結果から従来の活性汚泥法に比べ臭気がほとんど発生しないことを確認するとともに、さらに、施設内の機械装置の電力使用量も調査して設計緒元のうち、次の点を明らかにした。
(1)曝気槽を嫌気槽、好気槽の2段にすることにより、窒素の除去率が向上する。また、この時のリンの除去率は65%である。
(2)好気槽における曝気を間欠曝気としてMLDOを0.5mg/1以下の微好気状態とした場合でも処理水BODは5mg/1以下である。
(3)汚泥発生量は長時間曝気法に比べほぼ1/2程度であり、その汚泥の脱水ケーキ比抵抗は、従来汚泥の1/(10)以下と脱水性が良いことから、布製袋で簡単に脱水してそのまま土壌還元できる。
曝気動力の削減により使用電力が2/3となり、運転経費は80円/m^3以下(一般の小規模下水道130.3円/m^3)と安くなる。
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[Publications] 金成英夫,山田,藤沢,西田: "腐植土壌を用いた臭気の発生しない山ノ内町水質浄化センター(第一報)" 月刊下水道. Vol.17NO.4. 70-75 (1994)
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[Publications] 金成英夫,山田,藤沢,西田: "腐植土壌を用いた臭気の発生しない山ノ内町水質浄化センター(第二報)" 月刊下水道. Vol.17NO.5. 77-80 (1994)
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[Publications] 金成英夫,山田,永田: "腐植土壌を用いた臭気の発生しない下水処理法" 第27回日本大学生産工学部学術講演会概要集. 土木部会. 131-134 (1994)
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[Publications] 金成英夫: "腐植土壌を用いた活性汚泥法" 下水道協会誌. Vol.31NO.368. 29-36 (1994)
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[Publications] 金成英夫,山田,高田,西田: "腐植土壌を用いた活性汚泥処理法" 月刊下水道. Vol.18NO.3. 71-76 (1995)
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[Publications] 金成英夫,山田,高田,西田: "腐植土壌を用いた臭気の発生しない下水処理法(鳥栖市飯田地区)" 第32回下水道研究発表会論文集. (発表予定). (1995)
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[Publications] Hideo Kanari: "6th International Conference on the Conservation and Management of Lakes" Applied-Humus Sewage Treatment(発表予定), (1995)
