1993 Fiscal Year Annual Research Report
デザインゲームを用いた立体型複合都心居住街区の解析
Project/Area Number |
04805060
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部・建築学科, 教授 (60139516)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 章倫 早稲田大学, 理工学部・土木工学科, 助手 (30239686)
中川 義英 早稲田大学, 理工学部・土木工学科, 教授 (70139517)
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部・建築学科, 教授 (60139516)
|
Keywords | 立体建替えデザインゲーム / 目標イメージ / 生活シーン / 容積率 / 複合市街地 / 土地利用 |
Research Abstract |
1)ゲームの体系の完成 平成5年度はデザインゲームの開発を目的とし、埼玉県浦和市住民と模擬実験を行った。数回の実験を行った結果、「生活シーンゲーム」「目標イメージゲーム」「立体建て替えゲーム」「定住性評価ゲーム」等の複数のグループワークの組み合わせによる「立体建替えデザインゲーム」の基本的骨格が完成された。その結果、短い時間で効果的に複雑な三次元の問題を討議する手法が確立された。 2)住民の地区整備に関する意向の抽出 その次に、東京都千代田区六番町地区で更に実験を継続した。六番町では、200分の1の模型を作成し、より詳細な空間的議論が可能かを実験した。また、「建物カルテ」というデザインゲームと相い補い合う新しいワークショップを開発した。それにより、達成すべき地区の空間像(用途・高さ・容積・延床面積)に関する住民意向を抽出することが可能である。その実験を行い、一定の成果を得た。 3)立体型複合都心居住街区のイメージ抽出 さらに、住民意向・余条件を踏まえた地区のまちづくりの計画をいくつかの代替案を作成し、住民に提示することを行った。ゲームを踏まえてスケール感を把握した後に、より詳細な計画の内容を討議した場合、いかなる効果があるかの住民意識を分析した。都心型複合居住街区の目標イメージをさらに詳細に討議することができた。
|
-
[Publications] 佐藤滋他: "「立体建替デザインゲームの開発とその組み立て」" 日本建築学会大会学術講演概要集. F. p.263-p.264 (1993)
-
[Publications] 佐藤滋他: "「街区計画作成過程におけるデザインゲームの意義」" 日本建築学会大会学術講演概要集. F. p.265-p.266 (1993)
-
[Publications] 佐藤滋他: "「常盤地区における立体建替デザインゲームの実践」" 日本建築学会大会学術講演概要集. F. p.1-p.2 (1993)
-
[Publications] 佐藤滋他: "「参加型地域計画策定における立体建替えデザインゲームに関する研究」" 日本建築学会計画系論文報告集. No.455. p.149-p.158 (1994)