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1992 Fiscal Year Annual Research Report

胚培養並びに細胞融合によるニホンナシとリンゴの属間雑種育種に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04806003
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

伴野 潔  信州大学, 農学部, 助教授 (80127125)

Keywordsニホンナシ / リンゴ / 属間雑種 / 正逆交雑 / 胚培養 / 細胞融合
Research Abstract

ニホンナシ3品種‘おさ二十世紀'、‘菊水'、‘幸水'とリンゴ3品種‘フジ'、‘王林'、‘つがる'を供試して、それぞれ正逆交雑を行ない、結果したものについて結実率及び種子形成率を調査した結果、平均結実率は5%前後、種子形成率は20%と極めて低く、これらの種子の発芽率も低いために得られた植物も少なかった。
これに対し、摘果果実の未熟胚を培養したものでは10%以上のシュートが得られ、胚培養を行なうことで効率的に雑種植物が得られることが示唆された。
さらに、上記の方法によって育成した植物について新梢や葉の形態等の比較を行なった結果、大半のものは母本と酷似していたが、ニホンナシとリンゴの中間的な形態を示すものも観察された。また、パーオキシダーゼによるアイソザイム分析を用いて雑種の確認を行なった結果、多くの交雑実生、胚培養個体において母本と類似したバンドが認められたが、父本のもつ数本のバンドが現れるものも多く、これらの個体を雑種個体とみなし、育成中である。
一方、ニホンナシとリンゴの細胞融合法についてPEG法と電気融合法を用いて検討した結果、同種間での融合は比較的多く認められるものの、異種間では1%以下と極めて低く、今後、融合率を高めるための諸条件や再生条件等について検討する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 伴野 潔・熊代 克巳・建石 繁明ら: "ニホンナシとリンゴの属間雑種育種" 園芸学会雑誌 別冊1. 第62巻. (1993)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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