1992 Fiscal Year Annual Research Report
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04832011
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| Research Institution | Saitama University |
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Principal Investigator |
大山 達雄 埼玉大学, 大学院政策科学研究科, 教授 (30134323)
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| Keywords | 議員定数 / 議員定数配分方法 / 離散的最適化 / 除数法 / パラメトリック除数法 |
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| Research Abstract |
平成4年度の研究については、以下の各項目を実施した。
(1) 欧米各国の議員定数配分方法の検討
米、仏、独を中心とする欧米諸外国における議員定数配分方法の歴史的変遷の推移を概観した。
(2) 議員定数配分方法理論の研究成果のサーベイと分析
配分方法理論に関する研究成果を最適化理論的側面に重点をおきつつ、サーベイした。
(3) 議員定数配分方法の最適化問題による定式化
議員定数配分問題を数理計画理論における離散的最適化問題として定式化し、それらに対する最適解の特性を分析、検討した。また最適化問題の解法をプログラム化し、現有コンピュータを用いて解いた。
(4) 新たな議員定数配分方法の提起については、パラメトリック除数法と呼ばれる議員定数配分方法を提起し、その数理的特性等を調べた。この方法が議員定数配分方法としての公平性、選挙区の大きさに関する有利性、不偏性の観点からかなり望ましい特徴を有することが明らかになった。
(5) わが国の衆議院、参議院選挙区データを用いた分析
国勢調査に基く人口データを用いてわが国の衆議院、参議院選挙区データを整備した。
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