1992 Fiscal Year Annual Research Report
消費者の持つ評価因子に基づく魅力製品の設計方法に関する研究
Project/Area Number |
04832037
|
Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
秋庭 雅夫 東京理科大学, 工学部・第一部・経営工学科, 教授 (80016641)
|
Keywords | 品質向上期待項目 / 品質向上期待度 / 製品評価因子 / 技術課題貢献値 |
Research Abstract |
1.代表的な電化製品として,冷凍冷蔵庫,電気洗濯機,電気掃除機,カラーテレビを対象として,消費者からそれらの商品に関する品質向上期待項目を調査収集した。(予備調査) 2.これら収集した品質向上の期待項目を50〜60項目に整理し,さらにこれらの項目に関して消費者はどの程度の期待を持っているのか,品質向上期待度を調査した。(本調査) 3.これらの調査結果に基づいて因子分析を行い,それぞれの製品に対して消費者が商品を見る目ともいえる製品評価因子を抽出した。 4.いままでに抽出されている製品評価因子と対応させ,消費者が重点とする製品評価因子の推移傾向を確認した。また,その推移傾向を調査する方法を提案し,それぞれの製品に適合することを確認した。 5.消費者が重点とする製品評価因子に関係の大きい品質向上の期待項目を指摘し,それに対する技術課題を設定し,その機能向上程度が消費者の期待にどの程度寄与するのかを表示するために,技術課題貢献値という尺度を設置した。 6.この技術課題貢献値を用いて,製品設計に関する技術開発相互の比較,ならびに効果的な研究投資を判定する方式を提案した。 7.これら提案した各方法を企業において試行し,その有用性・妥当性を実証した。
|