1992 Fiscal Year Annual Research Report
地球規模における人間活動に起因する自然環境変化の抽出に関する研究
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04832042
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
日下 迢 金沢工業大学, 工学部, 教授 (20064454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 真太郎 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (80247436)
鹿田 正昭 金沢工業大学, 工学部, 講師 (50121249)
川田 剛之 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70104768)
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Keywords | 環境変化 / 人間活動 / 地球規模 / 植生指数 / ネットワーク・システム / 分散処理システム / 砂漠化 / 人口・人口密度の経年変化 |
Research Abstract |
本年度は、主に、GVI(地球規模における植生指数)データを利用して地球規模における植生の時系列変化と人口増減との関係を分析するための分散処理システムについて研究した。 GVIデータは、一か月当たり2Mバイトの容量がある。この研究では、1984年から1988年までの58カ月分を使用しているため、データ量が膨大になり、分析処理も長時間になる。このため、本研究では、Server/Cliantモデルによる処理の分散化を行った。即ち、処理機能をいくつかに分割し、それらをワークステーションによるネットワーク上で並列的に処理する。現段階で並列化されている部分は、前処理(ポーラステレオからメルカトールへの変換とその逆変換と標高データによる陸域のマスク)の段階に制限されている。しかしながら、この前処理の並列化だけでも全体の処理効率を大幅に向上させることができるということが分かった。 さらに、人間活動に起因するデータ(世界各国の人口、人口密度のデータ)、及び国の境界線データをデータベース化した。 本研究で構成された分散処理システムにおいては、データベース化されたデータとGVIデータを使って、それらの関連を明らかにすることが可能である。即ち、画面上に表示されている世界地図の任意の国をマウスでクリックすることにより、その国の人口、人口密度とGVIデータの経年変化がグラフで表示できると同時に相関分析も可能になっている。現在、砂模化が顕著であるアフリカについて処理し、その分析を行っている。 本年度は、また、地球規模ではないが、各種の主題地図と衛星データを重ね合わせ、目的の情報を得る処理法のプロトタイプとして、石川県能登地域における地滑り危険箇所の推定についても行った。これにより、メッシュ型地図データとラスタ型衛星データの結合処理の方法が明らかになった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 日下 迢,足立 隆弘: "グローバル植生指数データ解析用ネットワークシステムの開発" 日本経営工学会秋季研究大会予稿集. 232-233 (1992)
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[Publications] T.Kusaka,M.Shikada and Y.Kawata: "Extraction of Landslide areas using spatial features of topographic basins" Proc.of IGARSS'92. 938-940 (1992)
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[Publications] M.Shikada,T.Kusaka and K.Miyakita: "Extraction of Landslide areas using MSS data and -Chem ate'c map datalase system" Internatimal Archives of Photogrammetry and Remote Sensing. Vol.14. 386-391 (1992)
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[Publications] 後藤 真太郎,村井 俊治,本多 嘉明: "人工衛星データを用いたグローバルなCO_2固定量の推算" 日本写真測量学会平成4年 年次講演会. 159-164 (1992)