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1993 Fiscal Year Annual Research Report

短寿命ニューロンに特異的な遺伝子の発現

Research Project

Project/Area Number 04836023
Research InstitutionDokkyo University School of Medicine

Principal Investigator

荒井 興夫  独協医科大学, 医学部, 講師 (60146173)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂口 博信  独協医科大学, 医学部, 講師 (30162291)
斎藤 望  独協医科大学, 医学部, 教授 (30049126)
Keywords細胞死 / 遺伝子発現 / 線条体 / トリ / in situ ハイブリダイゼーション
Research Abstract

トリ大脳線条体にある短寿命ニューロンに特異的なmRNAを抽出するため、短寿命ニューロンのある大脳線条体と短寿命ニューロンのない脳幹からmRNAを抽出し、cDNAを合成してディフェレンシャル・ハイブリダイゼーションを行った。その結果49個の陽性ファージクローンを得たが、更にスクリーニングした結果8個のクローンに線条体又は脳幹に強く発現するクローンを得た。ラムダファージDNAの挿入DNAを切り出すため、制限酵素EcoRIで切断し、電気泳動を行った。しかし調べたクローンのどれも挿入DNAは確認できなかった。前年度も同様なことが起きたが、その原因はスクリーニングに使用したアガロースにEcoRIに対する阻害剤があることが推定された。今年度は高純度のアブロースを用いたので切断されていると考えられる。又、アダプターには制限酵素Kpn1の切断部があるのでこれによる切断を行ったが、調べたクローン全てについて同一の泳動パターンを示し、挿入DNAは確認できなかった。一方組織でのin situ ハイブリダイゼーションの準備のため、合成オリゴヌクレオチド(bcl-xL,ced-4)を用いてハイブリダイゼーションを行った結果、線条体全体にわたってX線フィルムオートラジオグラフで発現が見られた。ced-4は、c.エレガンスの細胞死誘導遺伝子であるので、大脳線条体ニューロンの発現を確定できれば、大変興味深い。これが短寿命ニューロンに特異的かどうかはまだわたらないが、このニューロンはプログラム細胞死と考えられるのでその可能性があると思える。今後これらのヌクレオチドによって、短寿命ニューロンに特異的な遺伝子をつり上げ、そのシーケンスを明らかにしていきたい。

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Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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