2006 Fiscal Year Annual Research Report
農業の知的所有権と研究開発投資の生産性に関する分析
Project/Area Number |
04J01345
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
齋藤 陽子 (藤井 陽子) 帯広畜産大学, 畜産学部, 特別研究員(PD) (30520796)
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Keywords | 誘発的技術進歩 / 距離関数 / 研究開発 / 品種改良 / 遺伝資源 / 遺伝資源導入 / 技術進歩 / 小麦 |
Research Abstract |
3年目の本年度は,これまでの成果を踏まえた上で,小麦育種を対象に品種改良の方向性を明らかにする分析を進めた.その過程で,オレゴン州立大学のブッコラ教授から分析方法についての示唆をえた.また,データ収集や小麦育種に関する専門的な知識について,北海道農業研究センター芽室分室・田引氏からも協力をえた. 分析の結果を踏まえ,11月には北海道農業経済学会において口頭報告をおこない,奨励賞を授与された.その後,「小麦品種改良に関する技術進歩と遺伝資源導入の役割-誘発的技術進歩への距離関数による接近-」のタイトルで本誌(北海道農業経済研究)へ投稿中である. その後,北海道農業経済研究の査読結果を反映し,理論的背景を補足した上で,3月にTEA会および農業経済学会個別報告(ともに沖縄国際大学)において「小麦品種改良の品質需要対応と遺伝資源導入の役割」のタイトルで口頭報告をおこなった. こうした成果を海外において報告すべく,1月にアメリカ農業経済学会におけるポスター報告を申請した結果,3月に受理が決定し,平成19年7月にオレゴン州ポートランドにおいて,ポスター報告することが決まっている.タイトルは「Quality-oriented Wheat Breeding Research in Japanese breeding system」である. 以上が本年度の成果である.
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