1993 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの歴史的建造物の修復・保存方法に関する基礎的研究
Project/Area Number |
05041076
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中川 武 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30063770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西本 真一 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (10198517)
成田 剛 早稲田大学, 理工学部, 助手 (10257214)
河津 優司 武蔵野女子大学, 短期大学部, 講師 (50249041)
小川 英文 国士館大学, 教養部, 助教授 (20214025)
松本 修自 国立東京文化財研究所, 主任研究員 (80099960)
溝口 明則 文化学院, 建築学科, 講師
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
石山 修武 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10203035)
寒川 恒夫 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70179373)
ピエール ピシャール 極東学院(フランス), 研究員
クリストフ ポティエ 極東学院(フランス), 研究員
トゥルオング クォック・ 文化情報スポーツ観光省, 調査博物館学(ベトナム), 専任秘書官
ウー ニュウント・ハン 考古庁(ミャンマー), 副長官
ウィラ ローポチャナラッ 文化芸術局, 遺跡調査課(タイ), 課長
アヌウィット チャレンス シンラパコン大学, 建築学科(タイ), 準教授
リーラナンダ プレマティ 中央文化財団(スリランカ), 理事
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Keywords | 設計方法 / 寸法計画 / 保存 / 修復 / タイ / カンボジア / クメール建築 / 石造建築 |
Research Abstract |
本年度は、タイ及びカンボジア国内のクメール建築に関する基礎的文献資料を収集するとともに、タイ国東北部において夏季に約1ヵ月間、冬季に約2週間、そしてインドネシア国ジャワ中部及びバリ島においては秋季に約10日間に渡る現地調査を実施した。 調査では、「石造建築の保存修復」と「クメール建築の設計方法」をテーマとして、 1.遺構の視察・実測調査 2.修復現場の視察及び修復技術調査 3.石切り場調査及び石材サンプル採取 などを行った。 タイにおいて視察あるいは調査対象としたのは、クメール遺跡45ヵ所、砂岩石切り場2ヵ所、古代都市遺跡4ヵ所である。そして現在は、以下のようなテーマでレポートを分担、作成中である。 1.伽藍配置計画 2.プラサート及びモンドップの平面・断面計画 3.ゴープラの平面・断面計画 4.モールディングの分類とその断面計画 5.木造上部架構法 6.石造上部構法 7.ゴープラ及び回廊床面痕跡 8.建築石材サンプルの分析 9.建造物に付着した苔及びカビなどのサンプルの分析 10.修復技術 11.建築方位
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 溝口 明則: "伽藍配置計画 クメール建築の設計方法に関する基礎的研究1" 1994年度日本建築学会大会学術講演梗概集. (1994)
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[Publications] 中川 武: "アンコール・ワット外回廊の構造法 クメール建築の設計方法に関する基礎的研究2" 1994年度日本建築学会大会学術講演梗概集. (1994)
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[Publications] 成田 剛: "石積構法の実証的研究 クメール建築の設計方法に関する基礎的研究3" 1994年度日本建築学会大会学術講演梗概集. (1994)
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[Publications] 河津 優司: "ゴープラ建築の寸法計画 クメール建築の設計方法に関する基礎的研究4" 1994年度日本建築学会大会学術講演梗概集. (1994)