1993 Fiscal Year Annual Research Report
途上国における開発行財政の実態と参加型援助導入の可能性に関する研究
Project/Area Number |
05044018
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
長峯 晴夫 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60172558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SNANCHIT Suk チュラロンコン大学, 教育学部, 助教授
BUDDHAGARN R チュラロンコン大学, 経済学部, 助教授
PHAISAL Leku チュラロンコン大学, 経済学部, 助教授
SRIWONGSE Su チュラロンコン大学, 経済学部, 準教授
阿部 和俊 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (00109365)
木村 宏恒 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (20112386)
江崎 光男 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60029915)
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Keywords | 経済経営開発 / 人材開発 / 教育・医療 / インフラ整備 / 環境保全 / 開発行財政 / 住民参加 / マイグレーション |
Research Abstract |
平成5年度の研究経過ならびに成果 1.7月後半、タイ側研究者2名をGSIDに招き、およそ10日間にわたり5年度のナコンラチャシマ県(以下「コラート県」と略称する)調査のための事前研究集会を実施し、現地調査参加予定の大学院生もこれに参加させた。 2.10月2日〜11月4日の1ヶ月間、タイ国における現地調査を実施し、(1)経済経営開発、(2)教育医療を中心とする人材開発、(3)インフラ整備と環境、(4)開発行財政と参加問題、の4領域それぞれについて、下記の項目に関する情報収集と分析を試みた。すなわち、 a.各領域に関する中央政府の政策・計画とその問題点に関する文献調査ならびに聞き取り調査(国家経済社会開発庁NESDBならびに内務省地方行政局DOLAにて); b.各領域に関するコラート県独自の政策・計画・その問題点に関する文献調査ならびに聞き取り調査(同県内各官庁・団体・地域住民を対象); c.上記aならびにbの2項目関連の各種統計資料によるトレンド分析; d.各領域に関する重要事業の計画内容・進捗状況・成果と課題に関する評価と分析(文献研究ならびに聞き取り調査、ならびに一部事業のフィールド調査)。 3.4つの研究領域での調査成果を総合するための検討を全員参加の討論により行い、本研究の直接担当者とともに、聞き取りやフィールド調査に協力した現地関係者の参加も得た。 4.その結果、現下のタイ国の社会経済に起きている急激な変化の明暗が農村都市間の人口流動(マイグレーション)という現象に反映していること、従って今後の開発政策はその制御と誘導への有効性という観点からの構築が可能であろうとの結論に達した。 5.なお、6年度に取り上げる予定のフィリピンのカラバルソン地域での事前調査のために、本研究の推進役をつとめる3名(長峯、江崎、木村)が12月に現地を訪れ、関係機関への挨拶を含め、現地側協力責任者(UPLBのクイノ学部長)と、研究実施のための段取りを協議した。
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Research Products
(1 results)