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1994 Fiscal Year Annual Research Report

世界的水準製造システムの研究

Research Project

Project/Area Number 05044023
Research InstitutionGakushuin University

Principal Investigator

森田 道也  学習院大学, 経済学部, 教授 (10095490)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮川 公男  一橋大学, 商学部, 教授 (60017473)
松井 美樹  横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (70173789)
趙 家林  麗澤大学, 国際経済学部, 専任講師
柴田 絋一郎  財団法人機械振興協会経済研究所, 調査部長
佐藤 修  東京経済大学, 経営学部, 助教授 (50170725)
児玉 文雄  東京大学, 先端科学技術センター, 教授 (20016538)
Keywords優良製造企業 / 経営特性 / 連動性 / 連動経営 / 学習力
Research Abstract

本年度は、無作為抽出企業の調査を実施し、その回収をおこなった。協力企業数は平成7年3月末時点で14社に達している。優良企業32社と合わせてこの研究では総計46社のデータを回収した。これらはすべてデータ・ベース化し、他国に対して配付した。他国からのデータは米国の第1次調査とイタリアのデータを入手しているが、日本のデータとすべて整合的なのはイタリアのデータである。英国とドイツ、そして米国の第2次調査のデータはまだ入手していない。調査回収が現在まだ進行中である。
研究については、日本の企業について主に行った。成果としては、優良製造企業の経営特性として「連動性」という概念で記述できる明瞭な経営特性を把握、抽出することができた。その意味合いは、組織の計画的行動を実現するための仕組みである。経営は作り上げるもので、放置して出来上がるものでないこと、その構築にあたっては、絶え間なく、高い目標を計画的に追求する経営努力が前提になる。いわゆる現場の強さが日本の製造企業の強さといわれてきたが、本研究では、ジャストインタイム・システムとか現場だけでなく、トップの戦略策定、開発業務、現業という流れが連動しているところに優れた経営特性があることがわかった。このような連動経営は新たな方向に対していち早く対応でき、しかも学習力を高める特徴において優れている。
得られた経営特性について、実際の経営担当者と討議を同時に行い、現実の経営から判断した場合の妥当性や意味合いを確保する努力も続けてきた。実務家からの抽出した経営特性についての評価は一様にと高く、その妥当性についても支持を得ている。
この連動特性を基礎に他国の企業と比較し、より一般的な特性として構造化することは次なる研究課題である。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 森田道也,榊原真雄: "経営の卓越性は“連動性"にあり(上)" マネジメント21. 53. 48-52 (1994)

  • [Publications] 森田道也,榊原真雄: "経営の卓越性は“連動性"にあり(下)" マネジメント21. 53. 44-48 (1994)

  • [Publications] 森田道也: "情報技術の効果と経営構造" 組織科学. 29(近刊). (1995)

  • [Publications] 森田道也: "「意志決定の経済分析」における1章 『経営構造の分析:システム思考と戦略』" 有斐閣(近刊), (1995)

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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