1994 Fiscal Year Annual Research Report
塑性加工プロセスにおける省エネルギー化に関する研究
Project/Area Number |
05045036
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Research Institution | Daido Institute of Technology |
Principal Investigator |
小野 宗憲 大同工業大学, 工学部, 教授 (80087171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GOTTFRIED Be アーヘン工科大学, 金属工学部, 研究助手
ROLF Bunten アーヘン工科大学, 金属工学部, 研究助手
UDO Zitz アーヘン工科大学, 金属工学部, 研究助手
REINER Kopp アーヘン工科大学, 金属工学部, 教授
西堀 賢司 大同工業大学, 工学部, 教授 (50115614)
星野 克英 大同工業大学, 工学部, 助教授 (50131149)
小森 和武 大同工業大学, 工学部, 助教授 (10178379)
戸澤 康壽 大同工業大学, 学長 (20022965)
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Keywords | 複合押出し / 鋳造・鍛造 / 熱間圧延 / シミュレーション / 超音波モータ / ロボットハンド / 温・熱間鍛造 / 半溶融鍛造 |
Research Abstract |
(1)大同工大から西堀教授がア-ヘン工大を訪問し、ロボット関係の研究室で情報交換および3次元CADによる作動のシミュレーション技術の修得を行った。また、ア-ヘン工大からRolf Bunten氏が来日し、大同工大ならび各地の研究機関における数値シミュレーションに関する情報交換を行った。 (2)前年度に続いて、アルミニウム合金の前方管・後方管の複合押出し実験を広い減面率の組合せについて行い、前年度とほぼ一致する結果が得られた。また、荷重および押出し体積のシミュレーションを行い、荷重に関しては十分な精度が得られなかったが、押出し体積は実験結果をよくシミュレートできた。 (3)AI合金ダイカスト材の圧縮試験を行い、変形抵抗および限界圧縮率と加工温度の関係を求めた。また、密閉鍛造金型および鋳造・鍛造材の評価用の小型回転曲げ疲労試験機を製作した。 (4)3方ロールによる線材棒鋼の熱間圧延の汎用シミュレータを開発し、実生産ラインの材料表面温度の実測値と解析値を比較することによって、その有効性を明らかにした。 (5)振動片形超音波モータを3本指に持つロボットハンドで円柱状物体をつかんで回す際の速度制御にパルス幅変調方式によるファジイ制御法を提案し、その有効性を明らかにした。 (6)温・熱間鍛造における潤滑剤の評価法としてスパイク鍛造法を開発し、その有効性を明らかにした。また工具鋼の高温下での応力の繰り返しによる硬さの変化を実験的に求め、解析による応力および温度から工具寿命を推定する方法を開発した。 (7)半溶融状態における材料試験結果と半溶融鍛造実験における加工所要力、材料流動、加工品の組織および機械的性質の比較を行った。
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