1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05101001
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
蒲島 郁夫 筑波大学, 社会工学系, 教授 (80134196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 謙一 東京大学, 文学部, 助教授 (30151286)
小林 良彰 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (40153655)
綿貫 譲治 上智大学, 外国語学部, 教授 (80053560)
三宅 一郎 神戸大学, 法学部, 教授 (60066157)
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Keywords | 93年総選挙 / 投票行動 / 政治意識 / パネル調査 / 政権交代 |
Research Abstract |
わが国では1955年以来、38年間にわたって自民党一党優位体制が続き、政権交代がなかった。しかし、本年7月の総選挙の結果、自民党が過半数を割り非自民連立政権が成立した。この政権交代をもたらした有権者の投票行動はどのようなものか。また、この投票行動は自民党一党優位体制下の投票行動とどのように異なっているのか興味深い。本研究の目的は、上記の関心を持ちつつ、比較の観点から日本人の投票行動モデルを探究することである。平成5年7月18日に行なわれた第40回総選挙に関して、全国の3000サンプルを対象に、7月8日〜15日に選挙前調査を、7月21日〜28日に事後調査を行なった。調査は同一のサンプルを対象とするパネル調査である。回収率は事前調査が75.4%、事後調査が78.0%と好調であった。また、平成6年2月同ーサンプルに対して、政権交代後の政治意識調査を郵送法によって行い、71.3%という高い回収率を得た。現在、上記のデータの整理、コードブックの作製、データの分析を鋭意行なっており、これまで別紙の研究発表を行った。
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Research Products
(14 results)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーの分布" 選挙. 46:9. 6-11 (1993)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーの比較" 選挙. 46:10. 5-12 (1993)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーの安定性" 選挙. 46:11. 11-16 (1993)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーの源泉" 選挙. 46:12. 18-27 (1993)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーと政党支持" 選挙. 47:1. 11-16 (1994)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーと政党・政策評価" 選挙. 47:2. 4-10 (1994)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "保革イデオロギーと投票政党" 選挙. 47:3. 7-11 (1994)
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[Publications] 蒲島郁夫・竹中佳彦: "戦後日本の争点とイデオロギー" レヴァイアサン. 14. (1994)
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[Publications] 三宅一郎: "新党の出現と支持者集団の編成" 選挙研究. 9. (1994)
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[Publications] 蒲島郁夫・山田真裕: "後援会と日本の政治" 日本政治学会年報. (1994)
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[Publications] 小林良彰: "九三年衆院選にみる有権者の選択" 改革者. 9. 8-18 (1993)
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[Publications] 小林良彰: "選挙制度と政党助成" 法学セミナー. 2. 70-73 (1994)
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[Publications] 蒲島郁夫他: "政権交代と日本人の投票行動-1993年衆議院選挙のパネル調査原資料-" 772 (1994)
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[Publications] 蒲島郁夫他: "政権交代と日本人の投票行動-1993年衆議院選挙のパネル調査コードブック-" 277 (1994)