1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05101001
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
蒲島 郁夫 筑波大学, 社会工学系, 教授 (80134196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 謙一 東京大学, 文学部, 助教授 (30151286)
小林 良彰 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (40153655)
三宅 一郎 関西大学, 総合情報学部, 教授 (60066157)
綿貫 譲治 上智大学, 外国語学部, 教授 (80053560)
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Keywords | 96年衆院選 / 政治意識 / パネル調査 / 政党支持 |
Research Abstract |
本研究グループは、すでに前年度までに5波のパネル調査を行ってきたが、この一連の調査の結果、政権交代をもたらした有権者の投票行動と、その後の政治変動が有権者の政治意識にどのような影響を与えたかを明らかにすることができた。本年度は1996年10月20日に行われた第41回総選挙の前後に、第6波と第7波のパネル調査を実施し、計画していた調査はすべて完了した。先の総選挙は小選挙区比例代表並立制の下で行われた最初の歴史的な選挙であり、投票行動に対する選挙制度の影響を明らかにすることができる。上記の調査以外に、これまで収集したパネル調査データの整理、コードブックの作成、データの分析を行なった。研究発表については、別紙のように科研費の出版助成を受けて3冊の研究書を出版した。9年度にも同じく3冊の出版を予定している。
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[Publications] 蒲島 郁夫・山田 真裕: "政治変動と有権者の政党認知の変容" レヴァイアサン. 18(春号). 139-195 (1996)
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[Publications] 小林 良彰: "55年体制下の有権者-政治家関係に関する計量分析" 年報政治学. 1996年号. 249-267 (1996)
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[Publications] 小林 良彰: "政治参加と選挙のプロセス" 政策研究. 9巻12号. 11-12 (1996)
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[Publications] 小林 良彰: "九三年衆院選における投票行動の分析" 法学研究. 69巻12号. 95-115 (1996)
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[Publications] Yoshiaki Kobayashi: "The Politics of Local Government Finances in Japan" Globalization & Decencralization. 304-321 (1996)
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[Publications] 蒲島 郁夫・竹中 佳彦: "日本人のイデオロギー" 東京大学出版会, 402 (1996)
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[Publications] 綿貫 譲治・三宅 一郎: "変動する日本人の投票行動-構造変動と態度変容" 木鐸社, 234 (1996)
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[Publications] 小林 良彰: "変動する日本人の投票行動-政治意識と投票行動" 木鐸社, 242 (1996)
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[Publications] 小林 良彰: "現代日本の政治過程" 東京大学出版会(印刷中), (1997)
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[Publications] 池田 謙一: "変動する日本人の投票行動-転変する政治のリアリティ" 木鐸社, 222 (1996)