1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05151030
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
清水 弘之 岐阜大学, 医学部, 教授 (90073139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 宜則 藤田保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (50087665)
兜 真徳 国立環境研究所, 総合研究官 (00113481)
吉村 健清 産業医科大学, 産業生態研・所長, 教授 (20037435)
早川 式彦 広島大学, 原医研, 教授 (40022834)
橋本 勉 和歌山県立医科大学, 教授 (70118454)
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Keywords | 移民 / がん / 罹患率 / 食生活 / 環境因子 / カロテノイド / ペプシノゲン |
Research Abstract |
和歌山県太地町(n=159)、広島県廿日市市(n=114)、福岡県犀川町(n=163)、岐阜県高山市(n=141)において、住民台帳からの無作為抽出を原則として、一般住民を対象に、食生活を中心とした生活習慣調査を実施した。あわせて、血液を採取し、血清中のカロテノイド、ペプシノゲン(PG)を測定した。 各種摂取食品・栄養素には若干の地域差があったが、動物性脂肪、カルシウム等でみられる日米差(米>日)程は大きくなかった。カロテノイドの地域差もわずかであった。PG-IおよびPG-I/PG-IIから推定される慢性萎縮性胃炎の頻度にはかなりの地域差があり、米国日系人・白人のデータを加えると、胃がん死亡率との間に関連性が認められた。血清中の性ホルモンは現在分析中である。一方、岐阜市において84名の一般市民を対象に約10年前の食餌を思い出してもらい、保存資料を用いて一致率を求めたところ、およそ0.3〜0.7であった。
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