1993 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル統計の編成可能性の検討-国際統計から脱皮するための問題点の検討-
Project/Area Number |
05201104
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
松田 芳郎 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30002976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早瀬 保子 アジア経済研究所, 統計企画解析課, 課長
近 昭夫 静岡大学, 人文学部, 教授 (20021826)
舟岡 史雄 信州大学, 経済学部, 教授 (50143962)
工藤 弘安 成城大学, 経済学部, 教授 (20146939)
安田 聖 一橋大学, 経済研究所, 助教授 (70115955)
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Keywords | 人口移動 / 国境概念 / 米収穫統計 |
Research Abstract |
近年、各国統計は、国境線を安定した区切りとして見ることが難しくなってきているため、統計そのものが安定した形で作成しにくくなってきている。例えば東欧圏の崩壊からソビエト連邦の崩壊に見るように、国の形が不安定になったり、ECのように国が合同するといった状態である。 今まで各国が伝統的手法によって作成してきた各種統計特に、人口統計、収穫統計、国際貿易統計を検討し、何が伝統的な方法によらないでも作成可能か、何が作成不可能かを検討した。特にこの検討作業では、日本と、島国で島のなかで民族紛争をかかえていて、統計調査の状況が明らかなスリランカを例にとり、各統計作成機関等の専門家から伝統的な作成方法等についてヒヤリングも行った。 またこれら一連の統計作成方法の検討とは別に、現在利用可能なランドサットや資源探査衛星のマルチバンドの画像から、日本の1993年の米の収穫予想統計との比較検討実験を行った。この比較実験を通して、工学分野で既に行われているランドサット等の画像情報の処理方法について調査・実験を行い、統計数値を作成するのに最適な手法について検討した。これらの比較検討を通して、推計方法上の問題点およびその解決方法について検討した。
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