1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05201107
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
弘岡 正明 神戸大学, 経済学部, 教授 (00218827)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信次 早稲田大学, 社会科学部, 専任講師 (90218446)
新田 光重 城西大学, 経済学部, 専任講師 (30245146)
上山 邦雄 城西大学, 経済学部, 教授 (90095307)
大島 卓 城西大学, 経済学部, 教授 (80145804)
萩原 泰治 神戸大学, 経済学部, 助教授 (40172837)
|
Keywords | 技術革新 / グローバリゼーション / 世界貿易 / 戦略的提携 / 技術摩擦 / 地球の有限性 / 自動車産業 / 情報化技術 |
Research Abstract |
1.はじめに テクノグローバリゼーションの現状に関する研究を行なうに当り、まずその定義であるが、企業が国際的に進出する形態として海外生産と国際的なスケールで研究開発を進める体制が今日的主題となる。これらの次元を包括的に研究対象とすることとした。 本年度はまず全体の流れを総合的に把握することから始める。 2.世界貿易の進展とテクノナショナリズム 近年急速に技術革新が進展し、高度技術社会が形成されてきた。特に1960年初頭から、世界貿易が拡大し始め、1990年前半に至る30年間に著しい発展がみられたが、ようやく成熟期に入ったとみられる。この間主役がアメリカから日本に移行し、各種の貿易摩擦を引起こしてきた。日本が国際競争力をつけるにつれ、欧米各国に国際競争力を意識したテクノナショナリズムが抬頭してきた。 3.テクノナショナリズムからテクノグローバリズムへ しかしながら、エレクトロニクス情報技術が行き渡り、成熟期に入りつつある中で、技術開発の大型化、高リスク化、高コスト化が進み、国際的に戦略的技術提携が活発に行われるようになってきた。加えて地球の有限性の諸問題が国際的連携の必要性を大きく促し始めた。これらの動きがテクノグローバリゼーションの潮流を形成しつつある。 4.今後の方向 具体的な企業分析、産業分析を行ない、総合的な結論に導く。
|
Research Products
(2 results)