1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05206109
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小嶋 祥三 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (70027499)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鹿取 廣人 帝京大学, 文学部, 教授 (80012300)
松沢 哲郎 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (60111986)
桐谷 滋 東京大学, 医学部, 教授 (90010032)
久保田 競 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (30027479)
渡辺 茂 慶応大学, 文学部, 教授 (30051907)
|
Keywords | 認知 / 言語 |
Research Abstract |
重点領域研究「認知・言語の成立」の総括班として以下の活動を行った。 1)全体会議、総括班会議の開催。平成5年6月(学士会分館)、10月(京大会館)に全体会議と総括班会議、平成6年1月(早大国際会議場)に全体会議を開催し、重点領域研究の運営について討議した。 2)ニュースレターの作成。今年度はニュースレターを4回発行した。ニュースレターでは、研究の専門が大きく異なるメンバーが互いの研究を理解し、知識・理論を共有する事を促進させるために、総説を掲載した。また、技術の共有を目指して、技術情報も含めた。その他、会議の議事録、研究協力者を含むメンバーの名簿、メンバーが関係する学会や研究会・シンポジウムの案内などの情報を載せた。 3)講演会の開催。平成5年10月(京大会館)、平成6年1月(東大山上会館)に、全体会議に合わせて講演会を開催した。10月は2名、1月は4名の演者の講演があった。テーマは主に前言語期のコミュニケーション行動と言語行動である。 4)研究成果発表会の開催。平成6年1月の全体会議に合わせて研究成果発表会(早大国際会議場)を開催し、ほぼメンバー全員が今年度の発表をポスターあるいは口頭で行い、相互に検討し合う機会を持った。 5)研究成果報告書の作成。各メンバーの今年度の研究成果の報告書(A4版、約200頁)を作成した。また、講演会のテーマに関連したメンバーに総説の執筆を依頼し、報告書に収録した。 これらの活動により、重点領域の円滑な運営と、多様なメンバーの広範な研究を有機的に結びつけることを目指した。購入した備品はコンピュータと周辺機器であるが、ニュースレターや研究成果報告書の作成に使用した。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 小嶋 祥三: "チンパンジーの聴覚と音声に関する研究" 霊長類研究. 9. 165-178 (1993)
-
[Publications] Watanabe,S.: "Discrimination of video images of conspecific individuals in Bengalese fincbes" Journal of Ethology. 11. 67-72 (1993)
-
[Publications] Watanabe,S.: "Object-picture equivalence in the pigeon:An analysis with natural concept and pseudo concept discriminations." Behavioral Processes. 30. 225-232 (1993)
-
[Publications] Kubota,K.: "Learning of a hiding task and a delayed response task in infant rhesus monkeys." Neuroscience Research. (in press).
-
[Publications] 松沢 哲郎: "霊長類学を背景とした児童心理学への展望" 児童心理学の進歩. 295-326 (1993)
-
[Publications] 鹿取 廣人: "語音認知過程の実験心理学的・神経心理学的分析:語音弁別障害の事例を通して(1),(2)" 帝京大学文学部紀要. 2. 1-80 (1993)