1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05208102
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
廣田 薫 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50130943)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
國藤 進 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (50242566)
櫻井 成一朗 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (20202088)
新田 克己 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60293073)
田中 二郎 筑波大学, 電子情報工学係, 助教授 (20251043)
佐藤 健 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00271635)
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Keywords | ファジィ推論 / 事例ベース推論 / 流れ図エディタ / 論争支援 / 知識獲得 / アブダクション / 法律オントロジー / 法律文生成処理 |
Research Abstract |
CISG(国際統一売買法)を対象とする法律エキスパートシステムのソフトウェア構築の最終年度にあたり、各分担研究者によって開発されたモジュールの統合と実施検証を行った.研究代表者廣田が、研究の統括を行った。また各分担者の役割分担は、以下の通りである。 廣田 ファジィ検索/推論モジュールを完成し、日本語/英語ユーザインタフェースを作成し、実証実験を行って、性能評価をした。 佐藤 本年度は前年度開発した事例ベース推論システムの高速化ならびに量的述語の取扱いについて検討およびシステムへの実装を行った。 田中 論理流れ図エディタの改良を行った。グラフレイアウトと二様表示の改良を行い、流れ図から論理式を出力できるようにした。 新田 法的論争の形式化を行い、それに基づいて、演繹推論と事例ベース推論の二つのエンジンを持つ論争支援システムを開発した。 櫻井 A03班の作成した知識ベースに対して、型推論により変数の型付けを行い、実行可能な知識ベースに精緻化した。 國藤 不完全知識下での法的発見機構での研究として、CISG例題からの仮説の発見、類推解釈機能の付与、型階層の導入の検討を行った。 山口 通常世界から法律世界への移行から生じる意味変化を考慮し、計算機可読型辞書から法律オントロジーを構築支援する環境を開発した。 松本 複合論理表現によって記述された法的言明を英語および日本語文として生成するための文生成システムと支援システムを開発した。 野村 法律文の言語的特徴に着目した並列構造モデルを構築して用件効果構造モデルを精緻化し、法律文処理システムを高度化した。 松尾 国連売買条約に関して、推論システムの開発、法的深層格の研究、および知識表現言語の設計を行った。
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Research Products
(18 results)
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[Publications] Kaoru Hirota: "An Application of Fuzzy Theory to the Case-Based Reasoning of the CISG" Int.J.of Advanced Computational Intelligence. 1・2. 86-93 (1997)
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[Publications] Hajime Yochino 他: "Representation and Interence of Caces with Fuzziness in CISG" Proceedings of the 4-th Workshop on Legal Expert System for the CISG. 5-9 (1997)
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[Publications] 廣田 薫: "法律エキスパートシステム開発研究" JASA Techno Board. 37. 24-30 (1997)
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[Publications] 佐藤 健 他: "事例の相対距離による類似度学習とその検索誤り率について" 人口知能学会誌. 12・6. 901-910 (1997)
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[Publications] Ken Satoh: "Statutory Interpretation by Case-based Reasoning through Abductive Logic programming" Journal of Advanced Computational Intelligence. 1・2. 94-103 (1997)
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[Publications] 宮城 幸司 他: "法律条文の論理流れ図エディタにおけるグラフレイアウトと多視点遠近画法" 日本ソフトウェア科学会第14回大会論文集. 257-260 (1997)
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[Publications] Toshiko Wakaki: "Reasoning about Dynamic Preferences in Circumscriptive Theory by Logic Programming" Journal of Advanced Computational Intelligence. 1・2(to appear). (1997)
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[Publications] Masato Shibazaki: "A Framework for Nonmonotomic Reasoning with Rule Priorities" Journal of Advanced Computational Intelligence. 2(to appear)1. (1998)
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[Publications] T.Kanai 他: "Legal Reasoning Using Abductive Logic Programming" Journal of Advanced Computational Intelligence. to appear (1998)
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[Publications] T.Kanai 他: "Extending Inductive Generalizations with Abduction" Prog.of IJCAI'97 Workshop on Abduction and Induction. 25-30 (1997)
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[Publications] 森沢 浩造 他: "ALPに基づき不完全知識下での類推解釈を実現する法的推論機構" 人工知能学会 第31回人口知能基礎論研究会 資料. SZG-J-9701. 65-70 (1997)
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[Publications] M.Kure-matsu 他: "A Legal Ontology Refinement Support Environment Using a Machine-Readable Dictionary" Artificial Intelligence and Law. 5. 119-137 (1997)
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[Publications] 山口 高平 他: "法律オントロジー" 人工知能学会誌. 13・2(印刷中). (1998)
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[Publications] 今 一修 他: "文法的不適格文処理のための統合的枠組み" 人口知能学会誌. 12・3. 404-411 (1997)
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[Publications] 宮田 高志 他: "Baysian Networkによる下位範疇化の確率モデルおよびその学習" 情報処理学会研究報告. 97-NL-119. 77-84 (1997)
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[Publications] Takashi Miyata 他: "Baysian Network Models of Subcategorization and Their MDL-Based Learning from Corpus" Proceedings of the 4th Natural Language Processing Pacific Rim Symposium. 321-326 (1997)
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[Publications] 高尾 宣之 他: "要件効果構造に基づく制限言語モデルを用いた法律文解析" 情報処理学会研究報告. 98-NL-124(印刷中). (1998)
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[Publications] 廣田 薫: "先端科学CAIシリーズ" コンピュータソフトウェア開発(株)(CD版), (1997)