1993 Fiscal Year Annual Research Report
新規光学活性シクロペンタジエニル錯体の合成と不斉触媒反応への応用
Project/Area Number |
05234217
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
谷 一英 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 靖隆 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (90221879)
巽 和行 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (10155096)
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Keywords | 光学活性ハイブリッド配位子 / Cp-P配位子 / ロジウム錯体 / シクロペンタジエニル誘導体 / 3級ホスフィン / インデンル基 |
Research Abstract |
本研究は新規光学活性キレートハイブリッド配位子の開発とその不斉触媒反応への応用を目的とした。そのため先ず、アキラルな配位子としてシクロペンタジエニル基(Cp)とホスフィノ基(PR_2)を種々の長さのメチレン鎖で結合したCp-P配位子1a-cの合成法を確立し、ついで光学活性Cp-P配位子として2種の光学活性骨格を有する2a-b,3を合成した。これらのCp-P配位子はいづれも空気に不安定な無色オイルとして得られ、スペクトル及び分析で同定した。合成したCp-P配位子と[Rh(CO)_2Cl]_2の反応で4,5などのいくつかの単核ロジウム錯体を合成し、スペクトルで同定した。シクロペンタジエニル誘導体としてインデニル基を用いると光学活性錯体5が黄色結晶性粉末として高収率で得られたが、インデン環の配向の違いによるジアステレオマー混合物が得られ、現在その分離には成功していない。
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