1996 Fiscal Year Annual Research Report
音声・言語・概念の統合的処理による対話の理解と生成に関する研究
Project/Area Number |
05241103
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
堂下 修司 京都大学, 工学研究科, 教授 (00025925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原 達也 京都大学, 工学研究科, 助教授 (00234104)
白井 克彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
溝口 理一郎 大阪大学, 産業科学研究科, 教授 (20116106)
田中 穂積 東京工業大学, 情報理工学研究所, 教授 (80163567)
新美 康永 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (00026030)
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Keywords | 音声認識 / 自然言語処理 / 対話理解 / 概念処理 / 音声対話 |
Research Abstract |
本年度は、平成5年度から平成7年度に行われた重点領域研究(1)「音声・言語・概念の統合的処理による対話の理解と生成に関する研究」の成果とりまとめを行った。 1.研究成果報告書の出版 本重点領域研究における平成5年度から平成7年度までの研究成果を554ページの報告書としてまとめ、参加機関・関係機関に配布した。 2.学術図書「音声による人間と機械の対話」の出版準備 大学(院)学生、研究者、特にマルチメディア時代のメディア理解に関わる広い読書を対象として、音声対話の最新の研究の全体像を知ってもらうとともに、今後の発展の基礎・土台となりうるものを目指して本重点領域研究の成果をまとめた本を出版する。そのための準備として執筆者を選定し原稿を集め、出版助成を申請した。 音声対話理解国際シンポジウム(ISSD'96)の開催 1996年10月3日〜6日に米国フィラデルフィア市で開催された1996 International Conference on Spoken Language Processing(ICSLP-96)に併設して、同所で10月2日〜3日に音声対話理解国際シンポジウム(ISSD'96)を行った。代表者の堂下が招待講演を行った他、本重点領域研究の参加機関から10件の発表があった。 4.研究成果のインターネット上での公開 総合報告書(英文)、および音声対話コーパスワーキンググループ作成の音声対話コーパスをWWW上で公開した。(http://winnie.kuis.kyoto-u.ac.jp./taiwa/home-juten-taiwa.html)
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Doshita,S.: "UNDERSTANDING AND GENERATING DIALOGUE BY INTEGRATING PROCESSING OF SPEECH,LANGUAGE AND CONCEPT" Proc.of International Symposium on Spoken Dialogue '96. 1-8 (1996)
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[Publications] 堂下修司: "音声・言語・概念の総合的処理による対話の理解と生成" 人工知能学会誌. Vol.12,No.1. 3-12 (1997)
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[Publications] 新美康永: "対話音声の認識と合成" 人工知能学会誌. Vol.12,No.1. 13-17 (1997)
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[Publications] 田中穂積: "音声対話の特質と言語処理技術" 人工知能学会誌. Vol.12,No.1. 18-23 (1997)
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[Publications] 溝口理一郎: "対話処理における概念の理解と表出" 人工知能学会誌. Vol.12,No.1. 24-29 (1997)
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[Publications] 白井克彦: "音声対話コーパスと対話過程のモデル" 人工知能学会誌. Vol.12,No.1. 30-35 (1997)
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[Publications] 堂下修司編著: "音声による人間と機械の対話" オーム社(発行予定), (1997)