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1993 Fiscal Year Annual Research Report

リゾート文化の開発と地域社会の変貌

Research Project

Project/Area Number 05301020
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

金屋 平三  大阪市立大学, 文学部, 教授 (50039054)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塩原 勉  大阪大学, 人間科学部, 教授 (40107016)
越井 郁朗  大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (50039963)
遠藤 惣一  関西学院大学, 社会学部, 教授 (20079627)
磯部 卓三  大阪市立大学, 文学部, 教授 (10081811)
間場 寿一  奈良女子大学, 文学部, 教授 (60030037)
Keywordsリゾート / グリーンツーリズム / ファーム・イン
Research Abstract

本研究は総合保養地域整備法(リゾート法)が公布されて6年を経た段階において行われた。我々は、まず、北海道富良野・大雪リゾート地域の動きを見た。この地域には、リゾート法公布以前に民間企業によって開発されたアルファリゾート・トマム(占冠村)とサホロ・リゾート(新得町)が立地しているが、バブル崩壊後の現段階にあってその経営は順調ではなく、住民との関係などの問題を抱かえている。北海道において注目すべき動きは、これら大規模開発型の「リゾート」よりは、むしろ、北海道庁農政部農村計画課を担当課として長期的な視野の下に展開されつつある「農村ホリデー」であろう。各地の比較的若い住民が、ヨーロッパ農村の経験に学びながら、自然景観を保全し、ファームインなど農業の多角化を図る中で都市住民にも開かれた手づくりのリゾートを推進している。住民の人達からいろいろな話しを聞かせてもらったが、未だこの運動が開始されて日が浅いため、これが新得町、鹿追町、池田町、浦河町などで今後どのように展開するか注目していかなければならない。また、サホロ・リゾートでの話しでは、今後、農村ホリデーとのタイアップを強めて行くとのことであったが、両者の関係が今後どうなるかも注目すべきである。農村ホリデーと似た動きは現在日本各地に見られ始めており、今後の農村の一つの動きを示していると思われる。例えば、熊本県阿蘇町では住民による「百姓の家-ファーム・イン(農場民宿)」などの動きがある。さらにここでは「阿蘇グリーンストック構想」があり、近く「グリーンストック財団」の設立申請が行われる。沖縄県では、特異な亜熱帯気候に恵まれて、恩納村を典型として、大規模開発型の「トロピカル・リゾート」があるが、グリーンツーリズム型のものは今のところ存在しない。平成6年度においては大規模開発型リゾートとともに農村ホリデー型の動き、そして両者の関係を追っていきたい。

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Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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