日本国内と海外における日本語研究動向に関する対照的研究

1993 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 05301053
• Research Institution: Osaka University
• Principal Investigator: 宮島 達夫 大阪大学, 文学部, 教授 (30099915)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 伊藤 雅光 国立国語研究所, 情報資料研究部, 主任研究官 (20142763) ; 江川 清 国立国語研究所, 情報資料研究部, 部長 (30000425) ; 西原 鈴子 国立国語研究所, 日本語教育センター, 部長 (60189298) ; 徳川 宗賢 学習院大学, 文学部, 教授 (70000403) ; 渡辺 実 上智大学, 文学部, 教授 (20026678)
• Keywords: 日本語研究 / 研究文献目録

Research Abstract

本研究は,世界的規模で日本語研究文献と文献情報とを収集するための方法を研究し,海外の研究文献と日本国内の文献とを関連づけて,世界における日本語研究を総合的に把握することを目的とする。
平成5年度にした,おもな仕事はつぎのとおりである。
1.日本における外国語文献の処理
a.『日本語研究文献目録』から外国語(主として英語)によるものをぬきだした。
b.このうち,さらに日本国内出版とおもわれるものをぬきだした。
c.bにつき,著者による日本語訳を大阪大学と国立国語研究所の図書館でもとめた。
d.訳をパソコンのファイルに入力した。
2.ロシア語の文献情報のうち,かなりの部分を入力した。
3.アメリカの言語学関係文献目録LLBAから,日本語関係とおもわれるものの情報をプリントの形で入手し,これをOCRによって読みとった。
平成5年度については,LLBAをのぞき,外国でつくった文献目録を入手していないが,国内でやれる範囲については,ほぼ計画どおり進行した。ロシア語について既製の目録の提供をうけられたことは,ありがたかった。また,諸外国の日本語研究文献の概数がつかめた(たとえば,アメリカ1000〜4000)ので,次年度以降への見通しがついた。