企業活動における多角化・国際化・ソフト化の実態についての定量的分析

1993 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 05301074
• Research Institution: Aoyama Gakuin University
• Principal Investigator: 美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 椎名 洋 信州大学, 経済学部, 講師 (80242709) ; 若杉 隆平 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (80191716) ; 三輪 芳朗 東京大学, 経済学部, 教授 (90109158) ; 舟岡 史雄 信州大学, 経済学部, 教授 (50143962) ; 林 周二 明治学院大学, 経済学部, 教授 (90012187)
• Keywords: 企業活動 / 産業組織 / 実証分析

Research Abstract

今年度は,ほぼ月1回の間隔で定期的な研究会を開催した.研究会においては,次のような活動を実施した.
・各研究分担者によるこれまでの研究成果の紹介と,本研究との関連についての議論を行なった.
・現在入手可能な企業および事業所に関る統計資料の性格について,共通の認識を得るための作業を実施した.
・「企業活動基本調査」について,この統計の作成上の考え方,結果利用上の注意点などを,部外協力者から報告を受けた.また,この統計をどのように企業行動の分析に利用することができるかの検討を行なった.
・これまでの企業行動に関する経済理論の整理を行なった.
・産業組織的な観点から,内外の企業行動の実証研究のサーベイを行なった.
来年度には,次のような活動を計画している.
・企業の組織,生産,投資活動と財務データをあわせて,企業の構造的変化を分析するための理論モデルおよび統計手法を作成する.主な分析対称としては「企業活動基本調査」を想定している
・事業所データと企業統計データを,その特性を表す指標によって産業ごとに比較・検討し,事業所ベースと企業ベースの各統計で企業活動,特に海外への進出,技術開発投資などの実態を明らかにする.
・主として東京で定期的な研究会を開催する.
・最終的な研究成果について,論文および著書として公表する.