1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05302068
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 保 京都大学, 防災研究所, 教授 (40027230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土岐 憲三 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027229)
入倉 孝次郎 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027253)
村本 嘉雄 京都大学, 防災研究所, 教授 (50027223)
桂 順治 京都大学, 防災研究所, 教授 (20034340)
河田 恵昭 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
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Keywords | 自然災害 / 自然災害科学 / データベース / 突発災害調査 / 複合領域 |
Research Abstract |
1.研究の基本課題に関する研究では、今後特に強力な研究推進を必要とする課題の抽出と推進方策の検討し、平成5年度に自然災害が多発したことに鑑み,都市の地震防災と中規模の気象動態を集中的に研究する必要があるので、これらの研究組織を作り、研究内容と目的を明らかにした。2.自然災害科学研究のネットワーク化に関する研究では,地区・機関および恵門領域を異にする1,700名にのぼる研究者集団をネットワーク化し、自然災害科学を強力に推進するための体制を整備する方策として、東京において第30回自然災害シンポジウムを開催し、主たる研究領域のレビューを実施した。また、『Journal of Natural Disaster Science』Vol.15,Nos.1及び2の2冊を発行して、研究成果の公表を行い、『研究通信』Nos.48,49及び50を配布して研究情報の交換を行った。広報については、『自然災害科学研究の成果と将来』の冊子を作り、関係機関に配布した。3.災害情報の収集と解析では、突発災害情報、その他の国内外の災害情報と各種の態様をしている災害情報のデータベース化を推進して、自然災害文献データベース『SAIGAI』を一層の充実を図った。4.災害の地域特性に関する研究では、全国各地区に特徴的な自然災害について、複数の専門領域にまたがる研究者を組織化して研究する方策を研究するとともに、とくに国内外の突発災害調査研究を6件実施し、突発災害調査報告書にその成果の取りまとめ、データベース化のための援助を行った。
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[Publications] 荒巻重雄: "火山災害の特性" 第30回自然災害科学総合シンポジウム要旨集. 11-24 (1993)
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[Publications] 岩松 暉: "地盤災害研究の最近の動向と将来展望" 第30回自然災害科学総合シンポジウム要旨集. 25-32 (1993)
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[Publications] 浅井富雄: "豪雨・豪雪に関する最近の研究成果と展望" 第30回自然災害科学総合シンポジウム要旨集. 33-40 (1993)
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[Publications] 村本嘉雄: "河川災害および海岸災害の研究成果と展望" 第30回自然災害科学総合シンポジウム要旨集. 41-48 (1993)
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[Publications] 高木不折: "資料の収集・解析に基づく自然災害に対するリスクの比較研究" 第30回自然災害科学総合シンポジウム要旨集. 67-74 (1993)
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[Publications] 菊地勝弘: "都市の豪雪災害の予測と軽減・防除に関する研究" 第30回自然災害科学総合シンポジウム要旨集. 75-84 (1993)